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委員会会議録

委員会補足文書

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令和元年6月多文化共生推進特別委員会
協議の開始、運営方針の協議、開催日程及び調査方法の協議、協議の終了 【 協議 】 発言日: 06/25/2019 会派名:


○植田委員長 
 それでは、これより協議に入ります。
 お手元の資料、多文化共生推進特別委員会の運営についてをごらんください。
 初めに、当委員会の調査事項は、1の(1)に記載のとおり、多文化共生の推進に関する事項です。
 次に、2の委員会の運営方法についてであります。
 先ほどの委員長会議におきまして、議長から、委員会の運営に当たっては、執行機関に対する調査に偏ることなく、委員間討議や参考人の意見聴取、現地調査等を積極的に実施すること、また、調査を終了した場合は、委員会の提言等として報告書にまとめるとともに、調査結果を本会議で報告することなどの話がありました。
当委員会の運営方法につきましても、これを踏まえて進めてまいりたいと思いますので、御了承願います。
 続きまして、3の調査実施方針等であります。
 当特別委員会といたしまして、調査事項に基づき、3の(1)の実施方針にありますとおり、本県在住の外国人は、4年連続で増加しており、アジア圏を中心に多国籍化も進んでおります。また、在留資格「特定技能」が創設されたことにより外国人県民のさらなる増加が見込まれ、外国人県民と日本人県民とが、お互いの文化や生活習慣を理解し、ともに生きていくための社会環境の整備が急務となっております。このような状況を踏まえ、外国人県民に社会参加を促す仕組みを構築し、誰もが安心して快適に暮らし、外国人県民も地域や職場で能力を発揮し活躍することができる多文化共生の推進について調査し、提言したいと考えております。
 具体的には、その下の(2)に記載しました。外国人県民の増加に対応するための受け入れ体制の充実強化、外国人県民の防災対策の推進、外国人県民のコミュニケーション支援、医療や福祉など生活環境の充実、外国人の子供等への教育支援体制の充実、外国人県民の雇用や就労環境の整備を端緒としながら、調査を進めていきたいと考えております。
 それでは、実施方針、調査の観点について、御意見がございましたら、御意見、御発言をお願いいたします。

○佐野委員
 外国人県民の定義というか、観光客や、そういう滞在の人は含めないことと、県民というのは静岡県に住所を移して現住所が静岡県にあるということだとか、留学生も含めるとか、特定技能、在留で来た研修生とか、そういう人たちもいますよね。だから、どの辺まで含めるのか、皆さんと共有しておきたいなと思いました。国籍を移した人もいると思うし、2世、3世の人もいると思うので、皆さんで共通させておきたいなと思ったんですけど。

○植田委員長
 事務局、何かありますか。

○事務局
 実施方針の中で外国人県民という表現を使わせていただいています。県の多文化共生推進計画でも、外国人県民という表現を使っておりまして、基本的には、佐野先生がおっしゃったように、県内に在住する外国人ということで、外国人県民という表現でございます。
 おっしゃるように、外国人観光客、いわゆる短期のインバウンドの方とかは当然入ってこないんですけども、それが何カ月になると県民というか、特に国等でも明確な定義はございません。実施方針の中で記載させていただきました平成30年12月末の8万9000人という数字は、市町に住民登録されている外国人ですので、基本的には住民登録されている外国人をベースに考えていただければと思います。

○佐野委員
 留学生なんかも住民登録をして、県民としてカウントされているわけですよね。

○事務局
 そうです。

○佐野委員
 研修生なんかも。わかりました。

○蓮池委員
 委員会では、外国人県民という言い方は、もうちょっと整理したほうがいいと思うね。つまり、外国籍を持っている外国人、それから日本国籍を持っている外国人、でも、例えば日本で生まれたとか、外国で生まれたとか、誰を対象に外国人県民と言っているのか、県もきちっと整理はされてない。
 ですから、この委員会の提言できちっとそこら辺の整理も含めて、呼び名、それから、ここで支援しようとしている人についても、整理ができているんだったらそれでいいんですけど、もし、整理ができてないんだったら、提言の中できちっと整理をする。どの人たちに対して、支援が必要なのか。いろんな問題が、今、出てきていて、日本国籍を持っていても、言葉が不自由な人だとか、そういう人たちを外国人県民と呼ぶのか、呼ばないのか。その言葉の整理も含めて委員会で少し議論をしたらどうかなと思います。

○山田委員
 今、7番委員からも話があったんですが、私も外国人県民というのは違和感を覚えます。やっぱり在住外国人の中で、なおかつ先ほどお話のあった国籍も、子供のときは、二重国籍が取れることなどがあるでしょうから――日本国籍を持っていて、片や外国籍を持っているという。そういう中で、この委員会で最終提言をするときにきちっとした形でつくって、こうあるべきじゃないかというふうにするのがいいんじゃないかなと、私も思います。以上です。

○植田委員長
 蓮池委員、山田委員から、御意見が出ました。そのようにこの委員会で提言としてまとめていきたいと思います。そのほかありますか。

○森委員
 静岡県内に技能実習制度でどれくらい、外国から技能実習生が来ているのか。国も技能実習生については、いろんな制度を改めて現場の声を参考にして、枠を広げようという政策があるようだけども、法務省あるいは厚生労働省あたりで、静岡県内における状況について少し調べておいていただくことも大事じゃないのかと。この調査の1番に該当するように思いますけどもね、技能実習制度の本県における実情も参考に知りたいなと思う。

○植田委員長
 わかりました。
 ほかにありますか。

○佐野委員
 調査の観点に、子供の教育支援体制の充実とあります。方針の中には子供の教育のことはあんまりないんですが、やっぱり子供の教育って大事だと思うんです。保護者とか、親もかかわることですし、いかに子供たちに日本の教育をするかとか、学校、地域、家庭で育てるかというのは、この調査の中でも重要なことだと思うので、1項目さらっとありますが、ぜひ重点的に取り上げていただきたいという意見です。

○河原崎委員
 ちょっとピント外れというか、そこまで言い始めたら切りがないとなっちゃうかもしれませんが、国の法律がよくなったということで、外国人がふえていく前提のもとで、いろんなことを考えることになろうかと思います。その一方で、ヨーロッパやアメリカの状況を見て、移民に対する拒絶反応を持っている県民の方も少なからずいらっしゃる中で、移民の受け入れに対して、積極的に進めるための提言を考えるということなのか、避けられないものだから、予防的なというと適切な言い方じゃないかもしれませんが、そういうスタンスでやるのかによって、提言の大きな方針は変わってくるのかなと思いますので、簡単に答えの出る問題じゃないと思いますが、そういったことを念頭に置きながらやっていく必要があるのかなと思います。

○江間委員
 これも調査の観点に入るかどうかですが、外国人が就労途中で行方不明になるという状況がかなりあると。東京福祉大学の学生さんが1,600人もいなくなっちゃったというのもありますが、やはり就労していても、東京とか、都会での就職、賃金がよければどんどん移動してくるという状況について、この調査の観点のどこかに入れたほうがいいんじゃないかなと感じます。これについて御検討いただければと思います。

○植田委員長
 はい、わかりました。
 ほかにありますか。
 御意見等も出尽くしたようでございます。
 それでは、実施方針、調査の観点につきましては、お示ししたとおりとすることで、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。

 次に、委員会の開催日程と内容についてであります。資料の2枚目をごらんください。本日、第1回の委員会を開催しておりますが、次回以降の開催日についてお諮りをいたします。
 議会行事等の関係で、開催可能な日が限られておりますが、第2回目を7月31日水曜日の午前10時半から開催し、執行部に説明を求め、質疑応答を行いたいと考えていますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 説明者の人選につきまして、案を作成しましたので、お諮りしたいと思います。
 書記に説明者一覧を配付させます。
 第2回委員会の説明者につきましては、このように考えておりますが、御意見がございましたら、御発言願います。ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
 それでは、説明者につきまして、お示ししたとおりとすることで、よろしいでしょうか。
 
○森委員
 文化・観光部だけども、できれば観光政策課あたりを入れていただきたい。というのは、伊豆では、旅館、ホテルで働く外国の人たちが今、戦力になりつつあるから、これからの対応策を観光の観点からも考えてもらいたいなと。文化・観光部は私学振興課、大学課に加えて観光政策課あたりをつけ加えていただきたい。

○植田委員長
 わかりました。森委員の言うとおりにさせていただきます。

○河原崎委員
 ちょっとピント外れかもしれないですけど、例えば医療とか、そういうのに対しての充実策をつくろうと思った場合の財政的な裏づけ、国のほうで何かメニューがあればいいんですけど、ないとしたらその辺のことをどう考えているか。この1年の間でやるのは難しいかもしれないですけど、財政負担がどのくらいふえるのかも1つの気になる点ではあるかなと思います。

○植田委員長
 今の点について、事務局どうでしょうね。

○事務局
 また整理させていただきます。

○植田委員長
 そうですね。

○宮城委員
 私の知ってる範囲で、今、派遣事業で外国人の方が工場とか行くと、保険料として、賃金の中から取ってるんですよね。病気になったら困るので。そうすると大体、派遣1時間で2,000円ぐらいの中から500円ぐらいを保険料として引いて、運営しているという話は聞きます。だから、直接、外国人の医療費がかかるのではなくて、要は受けたけど払わないという場合、負担が出てくると感じます。

○植田委員長
 そこら辺をしっかり当局に調べてもらうということで、今、意見が出ましたけども、皆さんよろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、今説明したとおり、そのようにさせていただきます。
 次に、第3回以降の開催日ですが、第3回を10月24日木曜日、第4回を12月3日火曜日に開催したいと考えております。内容は、資料の4にあるとおり、参考人からの意見聴取や委員間討議を考えておりますが、本日の協議を踏まえて正副委員長で検討し、次回以降の委員会でお諮りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 次に、視察についてであります。
 特別委員会におきましては、必要に応じて視察を実施することになっております。先ほどの委員長会議で、議長から、現地調査等を積極的に実施することとの話がありました。
 私といたしましても、当委員会の調査上、特に他県への現地視察が必要と考えておりますので、県外視察を実施することとしたいと考えますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 日程につきましては、先ほどの委員長会議で、議長から、諸行事等を勘案し、9月2日月曜日から9月5日木曜日の期間で行うようお話がございました。この期間で行いたいと考えます。
 当委員会は、9月の3日火曜日から5日木曜日で行いたいと考えますが、いかがでしょう。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 具体的な視察先について、案を作成しましたので、書記に資料を配付させます。
 当委員会の調査事項を踏まえ、視察先案を作成をいたしました。視察先案について御意見がございましたら、御発言を願います。
 その前に事務局から案について説明させます。

○事務局
 それでは、視察先案につきまして、御説明させていただきます。
 北海道の案でございます。外国人の状況でございますが、本県は全国で8番目ということで、多文化共生につきましては先進的な県であるかと思います。
 今回、北海道の視察とさせていただきましたのは、北海道は外国人県民の人数としては、本県よりも下でございますけども、ここ数年、外国人の労働者がすごくふえていて、日経新聞などによりますと、ここ数年で外国人依存度の増加率が全国4番目ということで、急激にふえているところでございます。
 東川町立東川日本語学校につきましては、概要に記載してございますが、全国初の公立の日本語学校を開校しております。北海道につきましては、外国人観光客に向けても取り組みが進んでおります。地方創生という観点もありますが、外国人に対してすごく特徴的な取り組みをしているところでございます。旭川福祉専門学校、こちらも外国人福祉人材の育成ということで、近隣の市町で修学資金を出して積極的に取り入れてるということで、とても特徴的な取り組みをしているところでございますので、本県の多文化共生の推進について、何かいいヒントがいただけるんじゃないかと期待しています。以上でございます。

○蓮池委員
 北海道の位置関係がよくわからないですけど、夜間中学、これは各都道府県で1校は開設するという方向で今、国でも動いているんだけど、北海道に今、そういったものがあるのかどうか。そこへ行くというのは物理的に難しいんでしょうけども、もしあればこの北海道庁の概要調査の中に入れられればと思います。公立日本語学校があるからこういった関係もあるかもしれませんけど、ちょっと調べていただいて、お願いしたいと思います。

○植田委員長
 「がっちりマンデー!!」に取り上げられたのはどこですか。

○事務局
 日曜日の朝7時半からTBS系で、「がっちりマンデー!!」というテレビ番組をやっておりまして、3月に、この東川町が外国人の方を積極的に受け入れて頑張ってる町ということで紹介がされたようでございます。ですので、とてもタイムリーなところかなと思っております。

○植田委員長
 ほかにありますか。
(「なし」と言う者あり)
 御意見等も出尽くしたようでございます。
 それでは、視察先については、案のとおりとすることで、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 以上で、本日の協議は終わりますが、委員の皆さんからほかに何かございますか。

○河原崎委員
 日程も詰まっていますが、県内のどこかを見に行くことは、全然考えてらっしゃらないですか。県内の多文化共生というか。静岡県といっても広いもんですから、なかなかピンとこない。

○植田委員長
 事務局どうでしょう。

○事務局
 10月、12月で参考人招致がございますので、県内でそういった特徴的なことをやっているところに、説明に来ていただくことはできると思います。県内視察については、日程的なものがございますので、先生方で御協議いただければと思います。参考人招致の中で御意見を聞くというのが1つの案でございます。

○植田委員長
 河原崎委員、今のとおりです。よろしいですか。
 それでは、以上のようにさせていただきます。
 以上で、本日の協議は終わりますが、本当にもうございませんね。

○佐野委員
 ちょっと戻って恐縮なんですけど、部局の県民生活局とかにそういう相談窓口がありますよね。そのところはどうなんでしょうかね。参考意見として。

○事務局
 県民生活局は、くらし・環境部の多文化共生課のある局でございます。多文化共生課は、7月に多文化共生総合相談センターかめりあを立ち上げます。多文化共生課に全般的な県民相談の体制について御説明いただけるのではないかと思います。

○佐野委員
 受け入れ体制って、受け入れの手続とか、その辺の。

○事務局
 運営や生活相談を含めてと考えております。

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