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委員会会議録
質問文書
令和２年９月定例会文教警察委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 林 芳久仁 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/02/2020 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○林委員
一括質問方式でお願いします。
議案第129号の太陽光パネル落下の賠償請求についてであります。
これは、経済産業部のエネルギー政策課が関わっていて、選定委員会を作って事業者を選定して発注までは所管が経済産業部だと思います。
文教警察委員会説明資料12ページを見ると経緯が書いてあり、192枚の太陽光パネルのうち30枚が落下したと。人身の被害がなかったのは幸いですけれども、その賠償であります。全体の192枚のうち30枚がばらばらに落下したのか、まとめて30枚落ちたのかによって大分中身が変わってくると思うのですが、いずれにしても設計施工の瑕疵があるとのことで県も提訴するので法廷闘争になるわけですけど、その辺はどうだったでしょうか。
そして、駿河総合高校以外の高校で太陽光パネルを設置したところで、ほかにも被害があるのかどうかもお伺いしたいです。
それと、特別支援学校のバスの借り上げ35台です。延長の予算で、当然コロナの関係でありますが来年の３月で切れます。３月までコロナの関係がまだ続いている場合、引き続き延長してバスを借り上げるかどうかの基準はどう見ているのかお伺いします。
○松下教育施設課長
私からは太陽光パネルの訴訟に関する内容についてお答えします。
まず、被害の状況ですが、192枚の太陽光パネルのうち30枚が架台から外れ、このうち17枚が舞い上がって飛散しました。
今後、訴訟を提起いたしまして、そのまま和解にならなければ法定闘争が続くと思います。県の顧問弁護士にも既に相談してございますが、御意見を伺いながら進めていくことになると思います。
次に、県有施設における発電事業ですが、他の施設で教育委員会が所管しているのは県立学校で駿河総合高等学校のほか掛川東高校、富岳館高校、下田高校の３校が該当しています。
この３校につきましては、いずれも被害はございません。それから安全確認も行っておりますので問題はございません。
○増田委員長
恐らく、９番委員は飛んだ状況じゃなくて、その結果が民間企業に瑕疵があるとの判断に至った理由も含めて聞いていますので、その点についてもお答え頂けますでしょうか。
○松下教育施設課長
駿河総合高校に限らず、太陽光パネルの設置は国土交通省の大臣基準で風速32メートルまで耐えられる構造としなければなりません。今回実際に気象台に確認しましたところ、現地で吹いている最大瞬間風速は16メートルで基準となる32メートルに満たない風速です。
結果的に、満たない風によってこれだけのものが飛散したので、県といたしましては設計施工に瑕疵があると考えて訴訟に踏み切るものでございます。
○伊賀特別支援教育課長
スクールバスの増車についてですけれども、乗車率50％で、コロナの状況が今後どうなっていくか現時点で見通せない中ですので、来年度もこの状態を続けられるように準備を進めております。
ふじのくに基準のレベル等も参考にしながら判断しますが、１回下がったからそれで大丈夫という状況ではないものですから、ある程度期間を区切って延長するのか終わるのかの判断を設けられる体制を作っていきたいと考えております。
現在、このレベルが何週間以上といった数値的な基準を明確に示しているものではありません。学校周辺の状況や感染状況だけではなくて、ほかの要因もいろいろ絡んできますので、ふじのくに基準のレベル等も参考にしながら総合的に判断していきたいと考えております。
○林委員
太陽光パネルの件ですが、風速16メートルしかなかった。争う相手は強風が設計を上回ったと言っていて完全に違うわけですね。法廷で、あるいは和解で向こうが折れてくれれば一番いいわけですけれども、今言った風速16メートルの証拠を対抗の部分として、和解にしても法廷にしても弁護士さんにしっかりやらないと、想定外の風だとなると認めないといけないことがありますのでぜひ注意していただいて、弁護士さんにも材料を出してお願いしてください。以上です。
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