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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:坪内 秀樹 議員
質疑・質問日:12/17/2019
会派名:自民改革会議


○坪内委員
 それでは、一問一答方式でよろしくお願い申し上げます。
 まず、令和2年度当初予算編成についてであります。
 総務委員会説明資料の8ページになりますが、昨年度から財源不足額が44億円と拡大して大変税収が厳しいことは皆さん承知の上であり、そのため県が予算編成5箇条を定めたと思っています。県民が本当に必要としている施策に財源が投入されるよう事業の優先化、重点化を徹底していただきたいと思っております。
 今議会でも、文化力の拠点などは一般質問等で県民が納得できる客観的根拠に基づくエビデンスがある答弁は残念ながらありませんでした。県ではみずから掲げた5箇条を破ることのないよう、エビデンスに基づいて厳しく精査してビルド・アンド・スクラップを徹底的に行い、県民本位の予算となるようしっかりと取り組んでほしいと思います。
 そこで、財源状況がますます厳しい中、今後の予算編成作業において私も大いに賛同しております5箇条に基づき、事業の優先化、重点化をどのように図っていくのか改めて伺います。

○平塚財政課長
 予算編成5箇条を新しく定め、この考え方に基づいて現在当初予算編成作業を進めております。まさにエビデンスがあるかどうかは先ほどの答弁とも重なりますけれども、実績あるいはデータをできるだけ集めてエビデンスに基づいた施策かどうかを判断して、成果が出ていないものは別の手法に転換し、さらに転換する場合においても予算編成5箇条に多様な主体と連携、協働するとあり、今まで関係団体に補助金を出して事業を執行していたものを一旦取りやめて関係団体や企業などいろんな関係者とプラットホームをつくって財源を与え、新しい手法でやっていくなど最終的にはうまく仕上げて予算化したいと考えております。

○坪内委員
 了解いたしました。
 説明資料24ページの令和元年職員の給与等に関する報告及び勧告の概要についてであります。
 職員の勤務条件等に関する諸課題の報告がなされました。子育て支援及び介護支援等の充実、ハラスメント防止対策の推進、公務に対する信頼の確保などの項目が出ておりますけれども、これを発したということは何か具体的な事案があったのかお伺います。

○井手給与課長
 人事委員会は、地方公務員法に基づき給与、勤務時間、その他の勤務条件等につきまして絶えず研究を行い、その成果を地方公共団体の議会もしくは長または任命権者に提出するものとされております。このため毎年議会及び知事に対して行っております給与勧告とあわせまして職員の勤務条件等に関する諸課題の報告を行っているものであります。
 具体的には、今1番委員からお話がありました長時間労働等是正を初めとした働き方改革が現在社会全体で進められておりますので、職員のワーク・ライフ・バランスの実現や心身の健康の保持増進など勤務条件等に関する重要な課題に対して本年度設けた時間外勤務の上限規制などを踏まえた過度な時間外労働の是正や子育て、介護等の支援の充実、心の健康づくりの推進などについて報告を行い、任命権者に対し職員の適正な勤務条件の確保をお願いしているものであります。

○坪内委員
 了解しました。
 次に、総合戦略の103ページの民間との協働による県民サービスの向上についてであります。
 KPIには、市町における規制改革提案窓口の設置や民間連携プラットホームの開催回数などが掲げられております。
 一方、主な取り組みにはKPIの達成に向け、具体的にはどのような取り組みを行うのかが書かれていないと思っております。具体的な取り組み内容をどう考えているのか、そして総合戦略に記載したほうがよろしいんではないかと思いますけれども意見を伺います。

○瀬嵜行政経営課長
 昨日の審査でも一部説明がございましたとおり、今回の総合戦略の戦略5のうち、10番委員からも御指摘をいただきました5−2の行政運営の効率化・最適化と連携の推進は、県庁自身がこの人口減少に象徴されるように基本的には右肩下がり傾向で、行政においても人的資源あるいはお金の面でも例外ではあり得ない中で、我々自身がどうやって仕事をやっていくかについての基本的な姿勢あるいは手法についての考え方を書いているところでございます。そういった意味では御指摘のとおりどうしても書きぶりが県庁全体のことを書いているものですから、個々の具体的な取り組み面ではやや薄い印象になっているところは否めないと思います。
 一方で、こうした基本的な考え方というのは今回の次期総合戦略に始まったことではなく、現行の総合戦略あるいは総合計画の具体的なアクションプランである行政経営革新プログラムにも共通した考え方でございます。
 具体的な取り組みに関しましては、行政経営革新プログラムで書き並べており、例えば民間との協働による県民サービスの向上につきましては民間事業者あるいは大学などとの連携協定の推進、防災活動への若年層等の活用、NPOに関する情報提供、自然保護活動、県有施設の運営等におけるボランティアの活用といった個々具体の取り組みを数十件書き並べています。
 県庁全体の方針を受けての具体的な取り組みに関しては、行政経営革新プログラムで管理させていただき、総合戦略あるいは総合計画にはその根本になっている考え方等と全体の進捗管理を行うKPIを計上させていただくことで御理解いただければと思っております。

○坪内委員
 了解しました。
 次に、総合戦略104ページの広域連携による地域課題の解決であります。
 新たな取り組みが2018年には2件とされておりますが、具体的にどのようなものだったのかお尋ねします。

○山田地域振興課長
 2018年度の2件につきましては、西部地域局が中心になり進めた広域連携でございます。静岡県西部地域魅力発見ツアーと題して、移住・定住につきまして掛川市、菊川市、森町と連携して、最終的に森町に移住者を招いた事業でございます。
 もう1点は、産業観光に係る商品造成で西部8市1町の全ての市町と連携して産業観光に係る地域資源の情報収集を進め、現在静岡ツーリズムビューローと連携しまして商品造成を進めています。

○坪内委員
 わかりました。
 関連しまして、私が住んでおります清水町、長泉町など小さな自治体も電子システムを小さな単位で購入やリースをしているのが実情であり、広域連携できないのかといつも思っています。そのような地域の御意見等々をこの広域連携に対してどのように酌み取っているのかお尋ねします。

○山田地域振興課長
 各市町は、歴史的、地域的、文化的さまざまな要因で近隣市町との広域連携は多様な組み合わせがあると考えております。
 今後、人口減少等が進む中で行政も効率化という意味では水道の広域化や下水道、税あるいはごみなどにおいて一部事務組合でやっているものをさらに広域化したり、今後新たな連携も考え得るものと考えております。
 県としましては、市町が抱えるこうした課題について行政経営研究会等で取り上げて施策の方向性を伺ったり市町総合相談窓口を設置して、個別の事案について対応してまいります。
 また、県下4つの地域局では常に市町の窓口と連携して広域連携の取り組みを進めており、そういったところを窓口として総合的に市町の相談に乗ってまいりたいと思っております。

○坪内委員
 ありがとうございます。
 ぜひ細かいところも目を配っていただき効率化ができるように進めていただければと思っております。

 次に、総合戦略105ページの県有建築物の延べ床面積ですがKPIの中で新設を除いている理由をお伺いします。

○白濱資産経営室長
 KPIの中で新設を除いていることについてお答えします。
 今回、2024年度までの5年間のKPIを設定するに当たり、まずは未利用となる施設の処分、さらには老朽化している建物を建てかえる際に集約化や複合化等によりダウンサイジングをしていくことを具体的な取り組みとして想定し設定したものでございます。したがいまして今回のKPIに新たな行政需要により建設することとなる新設施設は含まない考え方で設定しております。

○坪内委員
 ありがとうございました。以上で私の質問を終わります。

○土屋委員長
 ここで、しばらく休憩します。
 再開は、午後1時15分とさせていただきます。
( 休 憩 )

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