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質疑・質問者: | 鳥澤 由克 議員 | |
質疑・質問日: | 02/20/2020 | |
会派名: | 自民改革会議 |
分割質問方式でお願いいたします。
社会健康医学大学院大学の整備事業費について質問させていただきます。
社会健康医学大学院大学整備事業費約11億1900万円でございますが、地方創生拠点整備事業交付金を活用すると伺っています。この具体的な内容をもう一度教えていただき
たいと思います。
また、この交付金自体が減額されるなどすると事業に対して大きな不安要素となりますので、念のために確認させていただきます。
○青山健康福祉政策課長(社会健康医学推進担当)
まず、社会健康医学大学院大学整備事業費の整備内容でございます。
先ほど小坂政策管理局長からも御説明があったとおり、旧赤十字血液センターの改修を行うものでございます。もう少し詳しく説明いたしますと、12月議会において内装を
剥ぎ取る工事の予算をお認めいただきまして、現在着手しているところでございます。これが6月の終わりに終了する予定ですので、今度は内装をつくり上げる工事を行いま
す。それに要する工事費が11億1900万円でございます。あわせまして開学時には備品整備が必要になります。教室の机や椅子が必要になりこの中に加わっています。予算をお
認めいただければ令和3年3月中までの完成を見込む形で工事を進めてまいりたいと考えています。
地方創生拠点整備交付金ですが、内閣府におきまして500億円ぐらいの予算を確保しているのではないかと思っております。1月末の時点で国に対して交付金の申請を提出さ
せていただいております。
事業費が11億円と大きいものですから内閣府の外部有識者による審査会の対象事業になっておりまして、現在審査が進められている状況でございます。その中で幾つか宿題
をいただいておりますので、回答して、内閣府に再度お願いしている状況でございます。
なお、昨年度の状況でいきますと、内示の見込みは3月の上旬から中旬にかけてでございますので、しっかりと確保できるように頑張っていきたいと考えています。
○鳥澤委員
ありがとうございました。
拠点事業として大変大切な事業だと私どもも思っているからこそ聞くんですが、もし認められなかった場合の措置をお考えですか。
○青山健康福祉政策課長(社会健康医学推進担当)
今回の拠点整備交付金は事業費の2分の1を交付金でいただきまして、2分の1は補正予算債という県債を活用して整備している事業でございます。ただ交付金が認められ
ませんと交付金部分が確保できないことになります。6月から9月にかけまして委員会で御説明させていただきましたけれども、環境衛生科学研究所を転用して大学院の施設
にいたしますので、公共施設等適正管理推進事業債という特殊な県債を活用することができます。対象事業費の90%まで県債を活用できますので、11億円のうちの90%、10億
円ぐらいは県債で賄うことができます。
ただ、県債の予算上の借入額は既に固まっておりますので、補正予算債でもともと当てる予定であった5億円と10億円のすき間の約5億円は県債発行が予算の制約上できな
い状況になっています。事業は進めなければならないので、万が一交付金がとれなかったときには一般財源で創出せざるを得ないところでございます。交付金をしっかり確保
することが前提でございますけれども、万が一の場合は財政当局とも相談しながら、事業に支障がない形で財源を確保いたします。
○鳥澤委員
わかりました。
県債については圧縮傾向にあります。必要なものは必要で、やるべきことはやっていく。諸課題をクリアできていくようよろしくお願いします。
2問目でございますけれども、昨年を振り返ってみると大変災害の多い年でございました。台風19号については小山町の特別養護老人ホームを見させていただいたんです
が、大変多くの近隣の皆様が利用する施設でございます。
復旧状況とこれからの財政的な支援についていかがでしょうか。
○浦田介護保険課長
小山町の特別養護老人ホーム――平成の杜と申しますけれども――こちらでは去る10月12日に台風19号に伴います大雨の影響で土砂が施設内に流入をいたしまして、外装、
内装、附帯設備等に大きな被害を受けました。
それぞれの工事におきまして、12月から復旧工事に着工しており、現在も順調に進んでおりまして、3月末までには完了予定で進んでいるところです。
財政的支援につきましては、12月の補正予算においてこの災害に対する補助金1億2100万円をお認めいただいたところでございます。その後災害査定の詳細な額の確定を経
て、さらには激甚災害の指定が行われたことによりまして国庫補助率のかさ上げが行われたとのことでございます。これによりまして、本県におきましても2月補正予算にお
いて所要額を上乗せ計上いたしまして、総額で1億2925万円の助成を行いながら復旧を支援していきます。
先ほど7番委員に答弁を申し上げたところで、開設準備経費の箇所数について32カ所が18に減ったと申し上げたのですが、39カ所が18カ所まで減ったの間違いです。訂正いたします。
○鳥澤委員
ありがとうございました。
大変大切な施設だと思いますので、これからも絶え間ない支援をよろしくお願いします。
最後の質問に移ります。
障害者施設等整備費助成関連ですが、資料のそれぞれの内容について詳しく御説明いただけたらと思います。
○村松障害者政策課長
今回の2月補正予算では、国補正予算の国庫補助金を有効に活用するために、もともと来年度の当初予算で対応する予定であった箇所のうち、設計等が終了して前倒しが可
能である施設整備、児童発達支援センター等1カ所分を計上させていただいております。あわせて明許繰越を今議会でお願いしているところでございます。これによりまし
て、施設の老朽化に伴う移転改築について、早期の施設開所につなげることができたと思っております。
当初予算の減額分ですが、箇所数について22カ所が13カ所になっています。1カ所については発電機の整備で増になっていまして、10カ所分が減となっております。内訳と
しましては、もともとグループホームの新設を予定しておったんですけれども、職員の確保が困難で先送りになっております。
残りの9カ所につきましては、ブロック塀の改修です。一昨年6月の大阪の地震の際、ブロック塀が倒壊して亡くなった方が出たため、全国的に調査等をしてまいりました。
その中で12月末に国の要綱が改正になりまして、補助金の中でブロック塀の改修が対象になり、安全・安心の確保のために把握できる箇所を全て緊急的に計上させていただい
たところであります。その後、各事業所で精査をした結果、9カ所については市町の補助金を活用したり、施設の貸し主がすぐに対応したりということで減額させていただき
まして、国の補正とあわせて今回1億5400万円余の増額補正をお願いしているところでございます。
○鳥澤委員
ありがとうございました。
前倒しできるものは迅速に対応していただけると了解いたしました。
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