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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:02/20/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 それでは、一問一答方式でお願いします。
 初めは、産業委員会説明資料に関してではありませんが、2月補正での専決は少し目新しい気がしました。今まで職員給与について専決した覚えはあるんですが、2月補正全部を今この場で専決することは珍しいと思います。その意図はよく了承しています。
 しかしながら、事前に分けられた資料がこれだけだったんです。
 増田政策管理局長にお伺いしますが、減額等を事前に知らせることはできなかったんでしょうか。もう少し申し上げますと、先ほど議案説明書とか部局長説明要旨とか全部もらったわけですよね。それで減額の説明等を議案説明書で受けました。そして説明を聞いてすぐにこの場で審査するのは少し無理があったかなと思います。天野経済産業部長を初め各部局長の御説明もありました。しかし限られた時間の中で本会議場では詳しく質問できなかったわけです。委員会で審査するに当たっての資料が少し足りなかった気がしますが、それについてはいかがでしょうか。

○増田政策管理局長
 議員のお手元にある議案や議案説明書は全庁的に財政課が全て調整しています。もともと当然開会日には間に合うように財政課もスケジュールを組んでいたと思うんですけれども、委員会の先議の話がいつ出てどういうスケジュールで調整されたのか私も存じ上げません。確かにきょう配付されて中身について審議するのは無理があるものですから、そのような意見があったと財政課に申し伝えたいと思います。

○佐野委員
 そうですね。どうしても予算の確定に必要な1項目の専決でしたらわかるんですが、減額から繰り越しといった80億円を超す補正予算等をこの場で審議するのは少し無理があったと思います。ですからほかの委員会や部局がどのように捉えていたかわかりませんが、全体の課題にしていただきたいと思います。

 あと、補正予算全体について伺いますが、今までは4月に当初予算を執行して3月に決算し、どれだけ繰り越すといったように1年間のサイクルが4月から3月と決まっていました。ところが今年度の経済産業部の予算を見ると9月補正で大変大きな金額が計上されたり12月、2月と国からの補正がたくさん出るようなりました。これはやはりその場に応じたスピード感、そして必要なものを必要なときに国もお金をよこして効果的に対応して、スピード感を持って執行する意味合いだと思います。それはすごくありがたいことです。
 しかしながら、いい面とPDCAサイクルの見直しや確認といった意味ではずっと連続しているとどこでとまって評価するかが少し見えにくくなる課題もあると思いました。天野経済産業部長はこのような今年度予算の執行や定例会ごとの議会での予算については、どのように成果と課題を捉えているんでしょうか。

○天野経済産業部長
 ただいまの御質問、前の委員会でも同じような補正の事業要求が多いと質問がありましたけれども、経済対策は経済の変動を見て政府も断続的に打たなければいけないところは政策として打っていきます。そうしますと我々も当然幾つか球を持って早く経済を浮揚させるために経済対策を打っていく必要があります。
 それと、各補正予算の中でこの前もちょっとお話ししましたが、いきなり各部局が補正予算で好き勝手に要求することはできません。県全体の政策の進捗や経済状況を見ながら財政当局が予算編成通知を作成し、その中に例えば総合計画上のこの政策を推進するために補正予算を打ってくださいといったように補正予算を打つ項目についても財政当局が指示します。それに従って例えば総合計画の指定部分に対して少子化対策や経済対策を前倒しでやっていくわけです。そのものを見てやっていくので各部局が年間総合予算を無視して予算要求することではございません。やはり財政当局がその都度の経済情勢や社会情勢を見ながら全体を見て編成通知に落とし込み、編成通知にのっとって必要な予算を要求して議会に御審議をお願います。できるだけ経済産業部でも年間総合予算としてとにかくしっかりと当初予算に盛り込みたいですが、特に経済は生き物であることも御理解いただければと思っています。

○佐野委員
 ありがとうございました。
 今までの関連では、年度末に予算を使い切るために年度末になると急にあちらこちらで消化のための道路工事みたいなのが始まったりといった先入観がありました。今の時代必要に応じて年間を回す必要があります。そのような観点で年度末にこだわるのではなく2月補正の予算も3月までには使い切れないわけですよね。ですので職員の皆さんも議員を含めた県民も認識を変えなければならないと改めて思いました。

 PDCAサイクル等の評価は一体どの辺でしたらいいんでしょうか。

○天野経済産業部長
 予算をどの時期に計上するにしても、その事業効果については進捗している途中や終わったところで評価して、次年度当初予算に盛り込んでいく作業は必ずやっています。それは例えばただ単に林道の延長がこれだけ延びたといったことだけではなくて、それが具体的に50万立方メートルの木材を出すことにどう貢献したかといったことも含めて、予算計上や執行の時期に関係なく評価していきます。それをしない場合、総合計画の指標の評価において評価部会で1回は仮に通り抜けたとしても、必ずその次に評価をしなければならないので、我々は執行状況や予算計上の時期にかかわらず事業の進捗途中や終わったところでしっかり評価して、次年度予算に反映させます。それから議会へは総合計画や経済産業ビジョンといったそれぞれの評価を第三者の議員の先生方にお示ししています。

○佐野委員
 ありがとうございました。
 ぜひとも事業ごとのしっかりとした評価というか見直しをしていただきたいと思います。
 要望ですが、国から補正が多額計上されたからといってあっぷあっぷで無理に消化するといったことはあってはならないと思います。やはり県の中でどうしても必要な事業を国の補正等を有効的に活用して、県民のために必ず返せるものに事業を打っていくべきだと思います。その辺をしっかりと各部局で調整して進めていっていただきたいと要望します。以上です。

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