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委員会会議録

質問文書

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令和2年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 卓也 議員
質疑・質問日:06/18/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○阿部委員
 3点、一括質問方式で伺います。
 1つは、システム連携でふじのくに防災情報共有システムとの連携とありますが、具体的にどういった形の連携をされるのかお聞きします。

 それから先ほど来質問にも出ておりますが、アプリへの事前入力は市町にかなり力を入れていただいてやっていかないと難しいのではないか。
 ネット上や県の広報紙でただ呼びかけるだけではとても無理だと思うので、そのあたり市町とよくよく相談していただきたいと思います。
 その際に、先ほど7番委員から指摘もありましたが、自主防災組織の皆さん――避難所を運営する方々が実際にそれをできなければ、分からなければせっかく事前にデータが構築されていても宝の持ち腐れになります。そのあたりもどう考えているのか。

 もう1つは、災害時には停電等が起こって電源が落ちている場合が想定されます。そういった場合やデータを見られるパソコンを持ち合わせてない場合は、このアプリの情報は何で見られるのか。パソコンなのか、個人の携帯電話とかで見られるのか。それとも全く特殊な、このためだけの機器があるのか。そのあたりがちょっと漠然としているので、はっきりお聞かせいただければと思います。

○吉永危機情報課長
 1点目のFUJISANとの連携です。
 各委員御存じか分かりませんが、FUJISANは災害時の県や市町、各防災関係機関のいろいろな災害情報を集約するシステムを担っております。そのあらゆる情報を集約するシステムなんですけれども、避難所の情報をFUJISANに移す場合は、今までは各避難所から電話とかファクスを使って各市町の災害対策本部が情報をまとめて入力していました。
 これを、各避難所の情報をそのままそこで入れることでFUJISANにつなげれば、例えば避難所から要請情報が入ったときに電話やファクスだと時間がかかってしまうものが瞬時で関係する方たちが確認できる効果が生まれるのではないかといったことで、今回そのFUJISANシステムにつなぐためのパイプを構築しておこうというものであります。

 アプリへの事前入力ですけれども、実際にうまく現場が合致するには時間もかかって難しいとの御指摘でありますが、システムですから手に触って使い慣れていただかないと理想的な運用は厳しいと理解しております。
 しょっちゅうやるわけにはいかないと思いますけれども、新しいシステムができましたら、可能な限りそういった機会を各地域で作っていただくしかないと思っています。
 今はなかなか難しいですけれども、我々県や市町がうまい仕掛けを作って、ちょっとやってみようといった形で無理やりではなくて、これをやることで皆さんにこういったメリットがあるんですよと分かっていただかないと。こういうメリットがあるなら、じゃあ自分たちでやろうといった形でないと、行政の自己満足でやっていただくのは多分無理だと思っています。ユーザーの皆さんにこうしたメリットがあるからぜひやってみましょうといった呼びかけ方をするなど工夫しながら、多くの機会を捉えて触れていただく形で進めてまいりたいと思います。

 3点目の電源がオフになった場合等ですけれども、災害時ですからいろいろなケースが確かにあろうかと思います。
 各避難所で避難生活を送る上で関連するもの、例えば自家発電などの整備も従来交付金事業で支援を行っております。そういった現場で必要なものについては、県もそれを補助する形で災害時のいろいろな不具合を各市町でもう一度洗い出していただいて、必要なものがあればしっかりと県に要望を上げていただく形をとってまいりたいと考えております。

○四本委員長
 自主防災組織の関係が1つ残っていますが、いいですか。

○阿部委員
 FUJISANとの連携は分かりました。
 あとのアプリなんですけれども、吉永危機情報課長がおっしゃるようにメリットを呼びかけて入力を進めていくのは、まさにそのとおりなんですが、なかなかそれは難しいところもあると思います。これはこの紙の上では非常にいい形なんですけれども、現場に行くといろいろなそごが出てくると思いますので、そこは市町や自主防災組織、実際にその避難所に関わる人たちがどう使うか、どうしたらその人たちが使いやすくて、また入力いただけるのか丁寧に話をしていただきたいと思います。

 答弁漏れ、私の聞き方も悪かったんですが、現場ではこのデータは何で見るんですか。それだけ答弁を求めます。

○吉永危機情報課長
 失礼いたしました。現場では各避難所にタブレット端末もしくはパソコンを御用意していただく前提で考えております。先ほどの繰り返しになりますけれども、もし各避難所に装備がないものについては購入の支援をさせていただきます。

○太田危機管理監代理
 市町や自主防災組織との連携につきましては、このアプリだけでなくて今回の新型コロナウイルスの状況を踏まえますと避難所運営そのものを見直していくこと、非接触型の運営方式に変えていかなければならないことの1つの道具、ツールがこのアプリになります。
 そうしたことから、運営方法を含めて広く市町あるいは自主防の皆さんの意見を聞きながら、どういった運営をしていけばいいか全体をそういった観点で、その中の1つとしてこのアプリをどう活用していくかもセットで連携していきたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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