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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:10/05/2020
会派名:無所属


○諸田委員
 一問一答方式でお願いします。
 それでは、信号機の設置状況についてお伺いいたします。
 まず、この質問をする前に問題意識をお伝えさせていただきたいと思います。
 信号機を付けてほしいとのニーズはたくさんありまして、これから何年もたてばどんどん増えていくと思います。一旦つくった信号機はなくすことが難しい、地元にしっかりとした説明をしなければいけないとか様々な部分で難しい現状があると思います。
 10年、20年先に本当にこのまま同じ状況でいいのだろうか、今の段階で何かしら考え方を明確にして少しでも抑制する考え方が必要ではないかとの問題意識がございます。
 そうしたときに、警察だけではなかなか難しいのであれば県議会としても何かしら後押しができないかとの思いから質問させていただきます。
 まず、信号機の設置基準はどうなっているのかお聞かせください。

○齊藤交通規制課長
 まず、信号機の設置基準についてお答えいたします。
 県警察では、信号機の設置場所について真に必要性の高い場所を的確に選定するため数値を示した基準等を盛り込んだ信号機設置の指針を制定しております。
 その中で、信号機設置の要件として、例えば信号で停止している自動車の側方を安全に擦れ違うための車道幅員の確保や横断歩行者の滞留場所の確保のほか、主道路における最低交通量をピーク1時間で300台以上、信号機設置の間隔を150メートル以上などと規定しており、その他交通事故の発生状況や周辺環境、横断歩行者需要なども踏まえ信号機設置の必要性を検討することとしております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 設置基準については分かりました。

 それでは、設置に向かない、またはできないのはどういう場所なのかお聞かせください。

○齊藤交通規制課長
 信号機を設置できない場所についてお答えいたします。
 先ほど信号機設置の要件について御説明しましたが、それも踏まえつつ信号機を設置できない場所は、例えば道路構造上の理由等により信号待ちをする自動車等の側方を擦れ違うための車道幅員が確保できない場所、歩行者が横断待ちをするために必要な滞留場所を確保できない場所、ほかにも信号灯器を良好に視認できる信号柱を設置できない場所等が考えられます。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 道路構造上できなかったりします。また向かない場所といいますと、一時停止標識などで代替規制ができる場所などは設置が向かないことも考えられると思います。

 それでは、信号機が必要との声もある中で、信号機が増え過ぎることによる交通上の支障についてどうお考えなのかお聞かせください。

○齊藤交通規制課長
 信号機の設置、信号機の増加による交通上の支障についてお答えいたします。
 先ほど申し上げた信号機設置の指針に適合しない信号機の新設または設置を継続することにより、設置が不適切な信号機が増加することとなった場合、信号無視を誘発するほか、自動車等を不要に停止させ遅れ時間を増加させるなど交通の安全と円滑に支障を及ぼすおそれがあり、ひいては信号機による交通規制に対する信頼や県民の遵法意識を損なうことになりかねないと考えております。

○諸田委員
 あまりにも信号機があることのデメリットもやはり考えられると思います。
 必要性が認められない信号機の撤去、移設を進めていく上では、信号機があるから安全との県民意識を変えていくことも大切だと思います。
 信号機がなくても、横断歩道を渡ろうとしている人がいれば車の側が一旦停止し歩行者を優先するなど交通ルールの周知徹底、または信号機の設置基準や維持管理費等の現状を県民に知っていただくことも大切だと思いますけれども、今後の取組方針を伺います。

○齊藤交通規制課長
 まず、信号機の適正な配置――移設とか廃止等に向けた県警の取組方針についてお答えいたします。
 信号機は、一定以上の交通量がある場合は交差点の処理能力を改善する能力がある一方、設置が適切でない場合や必要性が低下した信号機を撤去しない場合には信号無視の誘発や自動車を不要に停止させる遅れ時間の増加などの交通の安全と円滑に支障を及ぼすおそれがある、これは先ほど申し上げたとおりです。
 ですので、必要性が低下した信号機は昨年度から令和5年度末までの5か年計画で交通実態、交通事故発生状況等を調査分析し信号機の設置指針との適合性を踏まえた上で、地域住民等と十分に調整し撤去または新たな必要箇所に移設することを現在進めております。また新設の際にも同様に設置箇所の検討は十分に行い、必要性の高い場所を選定しています。

○諸田委員
 私の聞き方が悪かったのだと思います。
 信号機を減らしていくための1つの考え方として、県民の皆さんに意識を変えてもらうのも必要じゃないかなということで、そのための広報みたいなものは考えられているかお聞かせください。

○岡野交通部長
 住民に対する周知の方法でございますけれども、信号機の廃止、移設の検討をするに当たりましてその経緯は十分地域住民に説明しなければいけないのは当然のことで、その対策につきましては先ほどの6番委員御指摘のとおりですが、それに基づいた代替手段――このようにして交通の安全を確保しますと時間をかけて丁寧に説明すること、さらにそれを地域の交番速報とか警察署であれば安全ニュース等で情報発信して理解していただくことで丁寧な説明また地域住民への周知を図っていきたいと考えております。現状でも可能な限りやっております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 信号機がどんどん増えてしまうことに対して、今の段階から何らかの考え方を固めていく必要があるのではないか。そのためには県民の皆さんにまずは信号があり過ぎることのデメリットとか、もっとほかのことがあるかもしれませんが周知徹底、啓発して知ってもらうことも大切でしょうし、もしかすると数値目標みたいなもの、これぐらい減らしていこうと目標に向かって努力していく考え方も必要かもしれません。
 それは今後に委ね、まずは今後どんどん増え続ける信号機に対して問題意識を持っていることをお伝えさせていただきたいと思います。

○増田委員長
 ここで換気のためしばらく休憩します。
 再開は11時25分とします。
( 休 憩 )

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