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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:市川 秀之 議員
質疑・質問日:06/18/2020
会派名:自民改革会議


○市川委員
 それでは、議案に沿って一括質問方式にて簡潔に質問させていただきたいと思います。
 まず、主要事業参考資料の4ページにあります私学振興課の私立幼稚園等教育支援体制整備事業費助成について伺います。
 この事業は、県内の私立幼稚園144園、私立幼稚園型認定こども園17園の計161園に対して、子供用のマスクや消毒液など衛生用品の購入費や感染症対策の徹底に要する経費として、1園当たり上限50万円を助成することとされております。園児の数や施設の規模によって必要額が違うとは思いますけれども、一律50万円を補助するのか、それとも上限を50万円として園児の人数等によって補助額が変わるのか、その補助額の考えについて伺いたいと思います。
 仮に一律50万円ということであった場合、国の制度によって金額が決まっているのか、それとも県の考えによるものかを伺いたいと思います。

 続く主要事業参考資料5ページの観光振興課の駿河湾フェリー利活用促進事業費について伺います。
 4月20日から6月30日までの運休期間中の船員雇用維持等の経費2250万円のうち3分の1の750万円を県が負担するとしておりますけれども2250万円の内訳、積算根拠を伺いたいと思います。

 次に、主要事業参考資料6ページの文化政策課のふじのくにエールアートプロジェクト促進事業費助成について伺います。
 この事業はワンストップ相談窓口の設置と県内アーティストに対する助成を内容としておりますけれども、まず事業の補助先を静岡県文化財団とする理由を伺いたいと思います。

 次に、助成の対象者について県内アーティスト等とされていますけれども、一口にアーティスト等といっても、SPACのような世界的な芸術団体から個人に至るまで様々かと思います。分野や活動実績など対象者について伺いたいと思います。

 最後に主要事業参考資料7ページの新しい生活様式に対応する観光地域づくり事業費について伺いたいと思います。
 今回の補正予算で12億円という多額の経費が計上されており、今回の補正予算の目玉の1つかと認識しております。2月の定例会で当初予算の補正予算として3億円が計上され、先日県民を対象とした県内観光促進キャンペーン「バイ・シズオカ〜今こそ!しずおか!!元気旅!!!〜」が開始されたことは承知しております。また今後は国によるゴー・トゥー・キャンペーンでも観光促進策の実施が想定されているところです。
 そこで、今回の補正予算の事業は、現在のキャンペーンや今後想定される国の事業に対してどのような位置づけになるのか伺いたいと思います。

○大石私学振興課長
 私立幼稚園等教育支援体制整備事業費助成の補助額の考え方についてです。これは園児の数にかかわらず、1園当たり上限50万円ということで、対象経費のところに記載しております感染防止のための購入経費と感染対策の徹底に要する経費、これが合算で上限50万円以内ということになります。50万円を仮に超えた場合については、50万円まで、50万円以下であった場合については、その額までといった形になります。
 次に金額の根拠についてですが、こちらは国庫補助制度により国で制度が定められておりますので、全国一律で同様な形になっているということでございます。

○佐野観光振興課長
 駿河湾フェリー利活用促進事業費のうち、運休期間中の船員雇用維持等の経費2250万円の内訳についてお答えいたします。
 駿河湾フェリーにつきましては、運航に係る業務を民間会社に委託しております。フェリーの円滑な運航再開に向け、運休期間中も船員等の雇用を確保する必要があるということで、今回負担をお願いするものであります。この県と3市3町に負担をお願いする予算につきましては、一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーの人件費や事務所賃借料等を除いて、民間会社への委託に係る人件費及びその他経費を県と3市3町で負担しようと考えております。
 こちらの経費につきましては1か月当たり950万円という形になっておりまして、具体的に言いますと船員13名のほか船内で物品の販売などしているパーサーさん、清掃の方、券売所職員、綱取り、船の港務担当者等の人件費790万円と船舶保険等必要な経費160万円となっております。1か月950万円で、運休期間が2か月と11日間ございますので、総額で2250万円です。

○室伏文化政策課長
 ふじのくにエールアートプロジェクトについてお答えいたします。
 事業の補助先を静岡県文化財団とする理由についてです。静岡県文化財団は文化芸術の振興や国内外との交流を図る事業を実施し、文化振興を図ることを目的とした団体であります。グランシップの指定管理者としても、音楽コンサートや伝統芸能フェスティバルなど様々な自主企画事業を実施しておりまして、文化芸術事業に係る制作から広報、会場運営に至るまで、様々なノウハウを有しております。
 また、県内各地の小中高生を対象にオーケストラを活用した出張公演事業を県から受託しているなど、本県の全域を対象とした文化芸術振興の実績を有しております唯一の団体でありますことから、この事業の窓口となっていただくことといたしました。

 続いてアーティストの分野、活動実績についてですが、芸術分野につきましては、文化芸術基本法に列挙された分野に該当するものを対象としておりまして、具体的には音楽、美術、演劇、舞踊、映画、伝統芸能など幅広いものが対象です。
 対象者につきましては、文化芸術活動により主な収入を得ている個人や団体、いわゆるプロの芸術の団体や個人を対象としておりまして、文化芸術活動をなりわいにしている方々を対象としております。

○佐野観光振興課長
 新しい生活様式に対応する観光地域づくり事業費と現在のキャンペーン、それから今後想定される国の事業との関係についてお答えいたします。
 主要事業参考資料7−2ページを御覧いただければと思います。A4横表になっている資料でございます。
 現在取り組んでおります「バイ・シズオカ〜今こそ!しずおか!!元気旅!!!〜」につきましては、左側のフェーズ2になります。こちらについては、県民による県内の交流促進により観光産業の回復を図ることを目的として取り組んでいるところであります。
 それに対しまして、今回計上させていただいております12億円につきましては、対象地域を県内から県外にも広めて、全国を対象にして幅広く誘客を図りたいと考えているものであります。
 国の事業との関係ですが、国の観光需要喚起策ゴー・トゥー・キャンペーンにつきましては、宿泊旅行のほか、日帰りの旅行や観光施設、飲食施設など幅広い分野での割引等の支援策を全国一律で展開するものと聞いております。国のキャンペーンの開始時期は、最近の報道によりますと8月上旬ということで、期間は6か月程度と伺っているところであります。
 本補正予算12億円の事業につきましては、仮にこの国のキャンペーンの実施時期が重なったとしても、単なる国の施策の上乗せの割引、要は価格勝負ということではなく、具体的に言いますと、宿泊促進策におきましては、本県の農芸品や加工品等を購入できるクーポンの配布により本県産品の購入を併せて促進を図るほか、滞在の長期化や再来訪を促すための助成を行うなど、本県を来訪地として選択いただけるよう本県独自の取組を展開することとしております。
 なお、今回の補正予算事業につきましては、国のキャンペーンの実施時期が遅れる可能性、または早まる要素もありますので、その実施時期に関わらず、本県が現在展開している県内観光促進キャンペーンの利用状況や市場の状況を見ながら、事業内容の見直しも含めまして切れ目なく機動的に対応してまいりたいと考えております。

○市川委員
 特に再質問はいたしませんけれども、私立幼稚園、アーティスト、観光、産業、そして交通事業者、いずれも重大な危機に直面しておると思います。一刻の猶予も許されない状況に追い込まれておりますので、議決後は速やかに実施に移っていただき、事業効果の早期発現をお願いしたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp