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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊丹 雅治 議員
質疑・質問日:07/02/2019
会派名:自民改革会議


○伊丹委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 岐路に立ちます水道事業について伺ってまいります。
 国の水道法の改正により広域連携の推進等、官民連携、コンセッション方式導入について改めて県の見解を伺います。

○横地経営課長
 6番委員にお答えいたします。
 今回の水道法改正のうち、広域連携につきましては、都道府県が積極的に関与するよう役割を明確化することにより、水道事業者間の広域連携を促すこととしております。また官民連携につきましては、手法の1つであるコンセッション方式で地方公共団体が水道事業の認可を返上することなく民間事業者に運営権を設定できるよう改正するとともに、国の指導、監督を強化することで水道料金の高騰や水質悪化などのコンセッション方式の懸念材料を解消しやすくし、その導入を促すことといたしました。
 水道法の改正の背景には、人口減少に伴う水需要の減少や水道施設の老朽化、深刻化する人材不足など水道事業が直面する課題があり、今回こうした課題に対して広域連携、官民連携などを導入しやすい法改正を行うことで水道事業者の選択肢をふやす目的で水道の経営基盤の強化を図っています。

○伊丹委員
 ありがとうございました。
 過去の議事録でも、コンセッション方式の導入に関してはメリット、デメリットを整理していく段階であると確認していますけれども、改めて現時点での見解をお伺いすることができまして、ありがとうございました。

 広域連携についても、御答弁にありましたとおり都道府県が積極的にかかわっていくとのことですが、広域連携にもメリット、デメリットがあると思いますけれども、その辺どのようにお考えなのかお伺いします。

○横地経営課長
 広域連携のメリットについてお答えいたします。
 一般的に広域連携には、スケールメリットにより効率的な事業運営が可能となるメリットがあると言われております。ただ広域連携のパターンといたしましては、国が示している資料では、例えば経営主体と事業も1つに統合された事業統合、ハードも全てくっつけてしまう統合だけでなく、水道検査や総務事務の共同実施や共同委託といった管理の一体化、ソフト面での一体化などさまざまな広域連携のパターンを示しているところです。各自治体の水道事業者におきまして地域の実態に合わせた広域連携のパターンを検討していくものと考えております。

○伊丹委員
 ありがとうございました。
 地域の実態に合わせた広域連携を検討していただけることでありました。私もまさにそこがポイントかなと思っています。中には健全な経営をしている市町もありますので、パターンはたくさんありますけれども、何が何でも広域化して統一していくのではなくて、やはり地域の事情に合ったパターンでやっていただけるように丁寧に市町と議論をしていただきたいと思っております。

 続きまして、企業局概要の9ページにあります5水道のマスタープラン概要のうち、過去の議会でも議論になっている駿豆水道における更新整備の考え方が2つ載っていますが、令和14年が更新基準の年度でありますけれども、いつごろまでにどういったことをポイントに絞っていくのかお伺いしたいと思います。

○天野水道企画課長
 駿豆水道における2パターンの水量の関係ですが、マスタープランについて説明させていただきますと、マスタープラン作成にあたり受水市町に将来の水需要予測をお願いし、それに加えておのおのの市町の自己水源計画等も確認しながら最終的に市町の同意の上で計画給水量を決定しております。そうした中で駿豆水道における受水市町の希望水量が当時の実績水量に対して大幅に減量された状態で提示されました。このため2市1町による駿豆水道利用者会議で協議していただきまして、結局計画給水量として当時の実績水量とおのおのが出した希望水量の2つのパターンで更新費用を算出することとなりました。その結果現在2パターンを記載させていただいております。
 それで、いつごろまでにこのパターンを絞るのかですが、水量については現在も2市1町の利用者会議等で継続して協議していただいておりますので、協議が整った中で希望水量が決定されれば当然令和14年までにプランの見直し等に向けて私どももデータが必要なところには提供しながら協力していきたいと考えております。

○佐藤企業局参事
 どういうポイントでやっていくかという質問ですが、その時代の節水技術の向上や人口減少などを的確に捉えて、適正な規模のダウンサイジングを行っていくことがポイントになります。

○伊丹委員
 ありがとうございます。
 今、まさに佐藤企業局参事がおっしゃったとおり、釈迦に説法ですけれども節水技術の向上がかなり進んでいるところで、例えば全ての市町で人口が減っているわけではなくて、何とか人口を維持している市町も当然あるわけですよ。にもかかわらず有収水量だけが下がっている状況です。まさに技術の進化のたまものかなと感じますけれども、そういったところを踏まえて地域の実情や地域の声をしっかりとキャッチして適正なダウンサイジングをしていっていただきたいと要望いたしまして、私の質問を終わります。

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静岡県議会事務局議事課

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