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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:12/17/2019
会派名:自民改革会議


○杉山(盛)委員
 1問だけ。
次期総合戦略素案の97ページに地域包括ケアの総合的な推進が書いてあるんですが、共生と予防を車の両輪とする認知症施策の推進のうち、予防は具体的にどのように取り組んでいくのか伺いたいと思います。

○藤野長寿政策課長
ことし6月に、国が認知症施策推進大綱を出しておりまして、その中で予防とは認知症にならないという意味ではなくて、認知症になるのをおくらせる、または認知症になっても進行を緩やかにするといった考えを示しています。
 その考え方に基づき施策を推進してまいりますけれども、これまでの取り組みの中で運動不足の改善や社会参加による社会的孤立の解消などが認知症の予防に資する可能性があると示されておりますので、今後は地域におきまして高齢の方々の体操や会食、あるいは趣味の活動などを行う通いの場の拡充に努めてまいります。
 また、通いの場を活用してかかりつけ医や保健師、管理栄養士等の専門職の方に健康相談等を行っていただくことで、認知症発症の遅延や発症リスクの軽減、早期発見などの仕組みづくりを行うよう市町や関係団体と連携して取り組んでまいりたいと考えております。

○杉山(盛)委員
 期待した答えが出てないんでその程度かなと思うんですが、なぜ聞いたかというと、うちの母親がもう87歳でそろそろ認知が入るかなと思っていたやさきに、頭痛がするって言うんで病院に連れて行った。MRIとか撮ってもらったら脳みそが非常にきれいで、この人は絶対に認知症にはならないと言われたんです。
 何でかなと思ったんですが、5年以上前からデイサービスに毎日通って、最低週に3回マージャンをやっているんですよ。もちろんお金をかけたりはないんですけれども、マージャンクラブがあったり、カラオケをやったり、習字をやったりと自分で通っているんです。マージャンが手積みなんですね。自分の手で積んで指先を使って、そのパイを見ながらやるんですけれども、うちの母親はマージャンをやるのは初めてで、ルールも何も知らない。ただ同じようなものを3つ並べて、頭が2つあればいいとかをぼちぼち覚えてもう5年くらいやっているんです。
私も見に行って仲間に入ったんですよ。ほのぼのしながらやっていると思ったら、みんな口も聞かないで真剣なんですよ。本当に勝負しているんです。ちょっとおくれたりすると、早くやりなよと、年寄りなりに勝負しているんですよ。
 そこの職員いわく、うちの母親が勝ったか負けたかは一目瞭然で、勝ったときにはじゃあねって元気よく出て行くけれども、負けたときにはじゃあねって、沈んだような声で出ていくって。うちに帰ってくると、必ずその日の順位を報告するんですが、きょうは私が一番だったよ、4万5000点も集まっちゃってねとか、こういう手ができて上がったと報告するんですよ。
 1つは、そこで手積みで数字を数えたりすることがいいのかなと。もう1つは、女性を認知症にしないためには、お金の勘定と化粧と言われたことがあるんですね。人前に出ると女性ですから、多少でもきれいになっていきたい意識があって、洋服なんかもいつもは汚いものを着ていても、出かけるときにはこぎれいにして勝負しに行くわけですよ。運動させるとか、地域でどうのこうのよりも、そういったものを県として推奨していったらどうかなって、母親を見ていて思うんですよ。
 先ほど予防の定義を言ったけれども、僕は違うなと思います。認知症にさせないのが予防であって、なってからおくらせることは予防じゃないわけですよ。私の友達の親もそのような時期に来ていまして、話を聞くとどこかに出したほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、自宅でいつもぼうっと1人で、やることなくてテレビ見ているのを家族が野放しにしちゃっているんですよ。老人会の加入率も昔より低くなっていると聞いていますので、みんなの前でいろんなことを喋って、楽しむことをさせないと。
難聴の人は長生きするそうですが、できれば地域の中で楽しめるマージャンだとかいろんなものを県から各市町に対して推薦してみたらどうかなって思うんです。要望なのでこれ以上言いませんが、知恵を絞って、認知症になってから進行をおくらせるじゃなくて、なる前にどうするか考えてもらいたい。どこに年寄りがいるかはわかっているんだから、お互いに誘い合えるものを具体的に考えていただきたいなと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp