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委員会会議録

質問文書

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令和2年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 澄美 議員
質疑・質問日:06/18/2020
会派名:自民改革会議


○鈴木(澄)委員
 一括質問方式でお願いします。
 富士山環境保全推進事業費ですが、先ほどの説明では富士山開山の中止に伴いとのことで5合目以上が対象とのことでした。
 危機管理くらし環境委員会説明資料では、環境負荷の軽減のところの外国人登山者のごみ持ち帰り等マナー向上対策の実施取りやめ、1つ挟んで生物多様性の確保のところの外来種防除マット、ブラシ設置の取りやめ――166キロの土砂が回収されたとのことなんですが――この減額の金額の根拠が分からない。逆の聞き方をするとどこを残して5合目以上をやらないのか。富士山は円錐形でありますが、全体の中でどこの部分がどの程度減額なのか質問したいと思います。

○松自然保護課長
 富士山環境保全推進事業費の減額についてお答えいたします。
 基本的にこの予算の中では、外国人登山者のごみ持ち帰り等マナー向上対策と外来種防除マット、ブラシ設置の占める割合が非常に高くなっております。
 このマナー向上対策については330万円の委託で実施しておりまして、それ以外の予算につきましては、今年度5合目以上の植生調査、モニタリング調査を実施する方向で現在のところ進めております。
 生物多様性の確保につきましては、外来種防除マット、ブラシ設置の取りやめが240万円、こちらも委託費でありますけれども、それ以外につきましては5合目以下の外来種の調査にかかる費用、あるいは清掃活動――県と市町等が共催でごみ減量大作戦等の実施を現在のところ予定しておりますので、これらの経費につきましてはそのまま現状どおり実施してまいりたいと考えております。

○鈴木(澄)委員
 質問の仕方が悪かったかもしれませんが、今言っている事業はまさに富士山全体に関わる事業だと解釈していまして、その中で5合目以上というのは分かりやすい一方で、ほかのところでどんな対応をとっているのか分からないので質問したわけです。
 例えば、ごみ持ち帰り等のマナーについては、恐らく水ヶ塚でバスに乗り換えて行くところでも必要な事業であると解釈しますし、それから外来種防除マット、ブラシも人が動くところのどの部分、どのタイミングでやるかがあるので、そういった中で事業の全体像、総経費があって、そして結局5合目の部分が要らなくなったのでといったところが少し見えないので質問したんですけれども、もう一度御答弁をお願いします。

○松自然保護課長
 5合目以上の事業費の全体像についてお答えいたします。
 繰り返しになりますけれども、基本的には登山者を対象とした意識の啓発、マナーの向上対策が大きな柱、それから生物多様性の関連で言いますと、外来種防除マット、ブラシ等の外来植物の繁殖を防ぐ対策が2本柱としてありますので、今年度富士山が開山しないことによる結果として、その事業については登山者が見込まれないものですから、必要性がなくなったとして減額するものであります。

○鈴木(澄)委員
 この事業が旧来からずっと必要な中で、富士山全体を見て要は5合目は地理的にここから上と分かるわけなんで、富士山の定義の中でそれ以外のところでどんなことをやられているのかがあって総額が出ると思うんですね。
 最初の答弁の中では5合目から上で少し違う事業の話が盛り込まれたり、そういった話ではなくて、今年はたまたま新型コロナウイルスがあって、そこから人が入らないからといったことであれば、全体像の中でそこの部分ははっきりさせておく必要があると思ってるんです。
 また来年になったら、多分これはまた復活させなければいけないものだと思ってるんですね。そういった意味で全体像がよく見えない。富士山のどこまでをその対象として事業としてやってきているのかが分かれば、この数字もある程度理解は進むのかなと思って質問しています。

○池ケ谷環境局長
 もう少し分かりやすい説明が必要かなと思います。
 まず1つ目の外国人登山者のごみ持ち帰り等マナー向上対策330万円は登山者限定の事業であります。
 2つ目の外来種防除マット、ブラシ設置も登山者が入ることに必要な事業で、登山者がいなくなる前提でこれらは全て減額しております。
 植生保全活動の取りやめについては、これは3番委員御指摘のとおり少し別の要因でして、新型コロナウイルスの影響でバスの借り上げが必要なくなったことによる減額でありまして、これは5合目以上の取組ではありません。
 これ以外に5合目以下におきましても、先ほど松自然保護課長からも説明しましたように、富士山のごみ減量大作戦なども少し時期を延期してやり方も工夫をしてやれることは引き続きやっていきたいと考えております。

○鈴木(澄)委員
 登山者を対象とするとの話だったんですが、富士山は登山者だけではなくて観光客も訪れるので、くらし・環境部が対応する範囲で言えば登山者だからと限定していいのか、人が入るからとの捉え方でいいのか。そこの部分は逆に登山者と限定してしまうと、やはりもう一回何かそこら辺がはっきりした答えとして得られないと思いますので、御答弁お願いします。

○池ケ谷環境局長
 登山者と限定した言い方ではなくて、5合目以上に行かれる方に伴う環境保全を図るといったことで当然限定した話でございません。

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