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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月子ども健全育成推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:12/03/2019
会派名:自民改革会議


○天野委員
 いろいろありがとうございました。
 先生にちょっとお伺いしたいんですけども、県は児童相談所がありますけども、児童相談所が今の状況だとこれ以上は無理だと言うけれども、県の児童相談所のあり方について、さらに何かありますか。

 もう1点、市町が、今言われてるNPO等を支援する体制は。どういった支援をNPOとか、そういったところにしたらいいのか。

 3点目ですけど、僕は日本の社会は、家族が、核家族という名のもとに壊れたと思うんですね。親兄弟、本来家族っていう制度が一番基本であるべきところが壊れてる。この家族というきずなを、今、日本の社会みんなが考えることではないか。そのことについて先生はどう考えてるか、その3点についてお伺いしたい。

○村瀬修氏
 それでは3点目から。おっしゃるとおりで、結局その家族制度がどういう産業構造のもとで我が国において発展してきたのかということだと思うんですね。やはり農業中心で、そしてみんなで連帯しなければ生きていけない。そういう中で家族制度というものが醸成され、発展してきたと思うんですけど、産業構造の転換によって、今や工業も少数派でサービスが主流になってしまった。そこでは連帯とか連携とか、そういうものがないわけじゃないけど後退してしまって、そもそも連帯しなきゃ生きていけないという状態ではなくなったという、その基盤の問題をやっぱり無視できないと思います。
 それをどういうふうに今流のやり方でカバーアップしていくか。人と人との連帯、兄弟の連帯、そういうものをどう人の営みの中に組み込んでいくのかが、私は問われていると思っていて。先ほどの湯浅さんが提起した地域交流拠点等が、新たな、家族じゃないけれども、人と人との交流の場になっていくっていうことを、私としてはやっぱり期待したい。これだけじゃないと思いますけど。なかなか理念で家族を再構築できない、実践でもって、人と交わるのはいいことだねというような。家庭というものがあったとしてもやっぱりそういう形につくらざるを得ないんじゃないかなって思います。

 それから、市町村の民間団体への支援をどういうふうに考えればいいのかという話ですけども。実は、国は学習支援だとか貧困対策の予算を市町村に提示してますよね、メニュー事業ですけれど。そういうものを実施して、その中で自分たちの市町村に合った虐待対策、貧困対策――つながりをどうつくってどうやっていくのかという――そういう事業を、民間で活動している人たちと議論しながらつくっていく。これからどうしたって行政と相並んで民間の活動に依拠しながら世の中を運営していくことになれば、彼ら民間が知ってる最大の、最先端の問題意識に行政がどう取り組んでいくのか。国の補助金とかそういうものは、民間と行政の議論で行政が決めていってもらうことが、必要なんじゃないかと思っています。

 それから、1番目の児童相談所への提言というのは、僕は児童相談所の出身だものだからなかなか言いにくい。ああすればいい、こうすればいいというのはあると思うんですけれど、やっぱり今の児童相談所は、私たちが仕事してたときよりも2段ぐらい大変さがアップしてると思います。だから、本当に彼らに僕たちができるのは技術的な支援。このケースどう考えるかとか、どう見立てるとか、そういうことを一生懸命言っていくしか僕はないんですけどね。なかなか難しいです、この話は。済みません。

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静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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