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委員会会議録

質問文書

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令和元年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:増田 享大 議員
質疑・質問日:07/02/2019
会派名:自民改革会議


○増田委員
 分割質問方式で、遠州灘海浜公園篠原地区の基本計画策定の件と富士山静岡空港新幹線新駅設置に向けた取り組みについて伺います。
 まず、遠州灘海浜公園の野球場の件につきまして、昨年の12月定例会で私どもの会派を含め議会で基本計画策定予算を認めるまでさまざまな議論があって、紆余曲折もあってようやくここまで来たと思っています。議論の論点を整理すれば、まずプロ野球ありきではなくて、議会、県民幅広く意見を聞いて誰もが親しみやすい運動公園にするんだとの考え方が1つ。特に年間1試合か2試合とも予想されるプロ野球だけを考えることによって、予算もかなり高額になってしまいますし、果たして一般の野球少年を含めた皆さんが使いやすい施設になるのかどうか疑問も多くある中で、それは皆さんに聞いていきますと。そしてその都度議会にも諮っていきますということであったものですから、私どもも賛成させていただいて今日に至っているんだと思っております。
 そこで、県民意見の集め方につきましては、昨日の7番委員からの質問に対して御答弁もあったとおり、また建設委員会説明資料にも配られているところであります。
 確認させていただきたいんですけれど、野球協議会に加盟されている皆さんとか、広く県民からも聞きますよと、いろいろなウエブアンケートなどもありましたけれど、まず野球関係者に聞くことももちろん、そして一般の県民、特に県西部の皆さんに聞くなど聞き方がいろいろあるかと思います。浜松市のためだけの野球場になるのは心配しないといけないですねとの議論はずっとあったわけですので、もちろん浜松市の方に聞くことも大事だと思いますけれど、特に浜松市以外の方々に聞くことに関しても、私たちの会派としては大変注目をしているところですので、一般県民の皆様方への意見の聞き方、集め方につきまして再度確認をさせていただきます。

○内山公園緑地課長
 広く一般の県民から意見を伺う手法につきましては、昨日7番委員からの御質問にもお答えしたとおりですが、ウエブアンケートなど以外にまちかどトークを予定しております。委員会説明資料の77ページをごらんください。
 まちかどトークにつきましては、県西部地域にあります商業施設などに出向いて現在の状況を説明させていただくとともに、野球場に対する御意見を直接聞き取るものでして、県西部地域で13カ所開催を予定しております。

○増田委員
 そういった皆さんの声を反映して、いろんな意見を聞いて、これから何パターンか計画案をつくるとのことですので、特に浜松市以外の方の気持ちは、やっぱり私たちずっと気にしなければいけないと思っています。そういった観点で広く一般の方からの意見を集めることに留意いただいて、アンケートとかまちかどトークなどもやっていっていただきたいと思います。
 きょうも新聞に載っていましたけれど、アンケートが7月中旬から9月中旬との書き方ですが、アンケートをとりますよ、まちかどトークで聞きますよと広く県民に広報することが大事だと思うんですね。こっそり聞きましたではなくて、パブリックコメントはなかなか知る人ぞ知るシステムだったりしますので、余り一般の方は知らなかったりします。やはり意識してアピールしていくことが求められるかと思いますので意見を聞きますよとアピールもしていただきたいと思います。

 意見をお聞きする中で、浜松球場で広域的な大会を主催されている団体に聞きますとの文言が出てきてしまったりすると、どうしてもイメージとして四ツ池のことがちらつくわけですよね。四ツ池とは切り離した世界であったはずで、浜松市の議論であって四ツ池球場を引っ越すような野球場の考え方じゃないはずですので。ここが一番気になっていることなんですが、例えば県西部には磐田球場であったりとか、袋井とか掛川ももちろんありますけれど、いろんな球場があるわけで、エコパでソフトボールの大きな大会もあったりとかいろいろあるわけですね。ですから浜松球場以外の球場のこともやっぱり考えていただきたいなと思いますけれど、その辺もしお考えがあれば、お聞かせください。

○内山公園緑地課長
 周辺の野球場などの状況につきましては、まちかどトークにおいてパネルを展示したりして、そういった情報も提供しながら、篠原地区について意見を聞いていくことを考えています。

○増田委員
 四ツ池は関係ないですよとは言っててもですね、どうしても四ツ池の球場がなくなって、あそこに陸上競技場がつくられちゃうのかなと。そうするとエコパでやっている、同じ公園緑地課ですけれど、せっかくあそこまでの施設をつくっていただいて、大きな陸上大会をあれだけやっていただいてて、すごく陸上関係者にも親しまれているエコパなんですけれど、その試合を取り戻したい浜松市側の意向を私たちも聞いています。県でせっかくエコパもつくってあるのに篠原もつくったら、自分たちがエコパでやっていた陸上大会を今度は四ツ池に持って行かれちゃうなんて、何かおかしな話になっちゃいますので、やっぱりそこはそことして、県民という意識を強く持ってやっていただきたいと思います。くれぐれも御留意いただいてやっていただきたいと思います。

 新しいものをつくりますよという聞き方になると、やっぱりわくわくもしますんで、あれも欲しいこれも欲しい、こうなったらいいなっていう期待は膨らむわけです。例えば屋内練習場、運動場の施設にもそうですし、グラウンドゴルフ大会とか自転車だとかバスケだとかいろいろ提案されていますので、それはもういろいろできたほうがありがたいに決まっているわけなんですね。そのほうが助かる。
 ただ、やっぱり私たち議会として見なきゃいけないのは予算規模、予算のことはやっぱり考えなきゃいけないわけです。当時野球場の議論の俎上に上ったのは、野球場単体の施設がプロ野球を呼ぶと下手すると250億円ぐらい、真ん中ぐらいで150億円ぐらいとか、あと浜松市の一般の野球指導者からするとそんなに仰々しい施設にするんじゃなくて、80億円ぐらいでも行けるんじゃないかっていう議論もあったはずです。
 ただ、あくまで野球場だけの予算規模の議論だったと思いますけれど、改めて現時点で野球場単体に関する予算規模の幅、下限、上限を含めた感覚。それとこれ以外の導入すべき施設のことも検討されていくとのことですが、これにプラスされるわけですよね。野球場以外の施設でどれぐらいの予算をイメージされているのか。ないかもしれませんが、その辺のお考えがありましたら教えてください。

○内山公園緑地課長
 事業費のイメージにつきましては、現時点では基本構想の中で記載されております金額規模になっております。ただ、決して精度が高いものではございません。今後県民の皆様からいただいた意見をもとに、導入する施設、規模を絞っていく中で事業費についても精度を高めていきたいと考えております。

○増田委員
 アンケートでいろいろ聞いて、複数パターンの計画案をつくるんでしょうか。計画案のもととなるイメージを幾つかつくられて、その後どういう形の議論、議会への報告の仕方、また議会が対応しなきゃいけなくなるんだと思っておりますけれど、そういったアンケートを踏まえて導入施設を検討する今後の進め方ですね。6月議会が終わるともう9月議会になっちゃいます。この間、いろいろあるかと思いますので、今後県としてどのようなイメージで基本計画案に向けた取り組みを進められていくのか、その上で議会側にどういうタイミングで情報提供をいただけるのか、その見通しについて確認させてください。

○内山公園緑地課長
 委員会説明資料の76ページに、計画策定の進め方をお示しさせていただいております。基本計画策定までの間にさまざまな段階で県議会に計画案を説明させていただき、御意見を伺いながら計画策定を進めさせていただきたいと考えております。

○増田委員
 ぜひ当時の議論、また私たち議会が了解した旨のポイントをしっかりと踏まえた上で、さらに県で言うとこの野球場と東静岡駅の文化力の拠点、この2つの大きな箱物は、私たち、また県民にとっても予算でいうとかなり規模が大きくなりそうな2案件です。このうちの1つが交通基盤部所管ですので、もちろん限られた予算の中でいい施設をつくる前提ですけれど、予算の観点を忘れずに取り組んでいただきますように、また議会にもしっかりと御報告いただきますように要望させていただきます。

 次に、富士山静岡空港新幹線新駅につきましてお伺いさせていただきます。委員会説明資料15ページにもあります。
 皆様方いろいろな議論もありました。6年間で5600万円使って、予算が適切に活用されているのか、効果が発揮されているのか私たちもちゃんとチェックをしなきゃいけないと思いますし、また県全体として、組織として事業完遂に向けてしっかりとした進捗が図られているのか確認させていただきたく質問させていただきます。
 我が会派の代表質問で佐地委員長が、この件につきまして質問しましたときに、交通基盤部長から、毎回調査されたものの成果品をJR東海にお送りさせていただいておりますという御答弁がありました。お送りしているとはいろいろな捉え方があるものですから、この点につきまして毎年何百万円、何千万円を使って調査、研究をしているわけですから、この成果品をどのような手法で、具体的に言えば社長さんから、いろいろな組織があるかと思いますが、JR東海のどういったところにどのような手法で御提供されているのか確認させてください。

○梨建設政策課長
 新幹線新駅につきまして、JR東海への検討資料の提出方法についてお答えいたします。
 JR東海への資料提供につきましては、直接手渡しをしております。具体的には平成26年6月に、その前年度に行いました技術的な新幹線新駅実現可能性の検討の結果を交通基盤部長から東海道新幹線を所管いたします、当時のJR東海総合企画本部にお持ちしてお渡ししております。
 また、平成29年4月には同年の2月に静岡市内で開催しました新幹線新駅シンポジウムの開催結果の概要資料を、同じく交通基盤部長からJR東海総合企画本部にお渡しいたしました。いずれも当方、あるいは先方の人事異動の折に訪問いたしまして、直接手渡しした次第です。

○森見交通基盤部参事(交通ネットワーク・新幹線新駅担当)
 今の答弁で、一部訂正させていただきます。手渡しした日にちを平成26年6月と答弁しましたが、正確には平成28年6月に技術資料について手渡しをしております。

○増田委員
 しっかりと手で渡していただいているとのことで、それはよかったと思います。
 知事と、例えばJR東海の社長のコメント、トップ同士はいろいろな思いもありますし、新聞とかマスコミはそういうところをどうしても注目しちゃいますんで出ていますけど、こういったことは大事なんじゃないか、事務局レベルといいますかスタッフレベルでの意思の疎通と連携は欠かせないことだと思っています。

 知事がJR東海と何回コンタクトをとっているのか知事直轄組織にもお伺いしてたりもするんですけれど、交通基盤部として空港新駅を設置する部署として、JR東海とのコンタクトの頻度といいますか、今2回手渡ししましたよとのことでしたけれど、ふだんの連携、年間を通じての。なかなか細かな回数までは出せないかもしれませんが、例えば昨年度に関してどんな感じだったのか、どういった距離感といいますか連携がとられているのか、確認させていただきたいものですから、お答えできる範囲で教えてください。

○梨建設政策課長
 交通基盤部といたしまして、JR東海とどのような頻度で話をしているかについてお答えします。
 最近の例で申し上げますと、年度初めの挨拶、毎年度交通基盤部長がJR東海を訪ねまして、先方の担当部署の方と挨拶をしている状況です。年度当初以外にも先方にも人事異動がございまして、その折にこちらから行って御挨拶を差し上げている状況もあります。そうしますとおおむね年2回程度、実際にお会いしている状況です。

○増田委員
 空港新駅のことで知事がJR東海とお会いしてお話しした記録は御承知でしょうか。

○梨建設政策課長
 知事とJR東海との接触についてお答えをいたします。
 我々も直接報告等を受けていない部分もありますので、報道でありますとか、あるいは知事本人の発言について記録しているところですが、資料によりますと、私どもの知る限りでは3回承知しております。
 1つは平成23年5月20日でございます。この時期は国の交通政策審議会がリニア中央新幹線の南アルプスルートを適切であると答申した時期です。このときに当時のJR東海の山田代表取締役社長が県庁にいらっしゃいまして、知事と面会しております。2つ目は平成24年でございますが、知事の議会答弁にもございました当時のJR東海の葛西会長と静岡市内でお会いしています。それからもう1つ、平成26年10月23日に中央新幹線の計画が国から事業認可を受けたとのことで、当時のJR東海の柘植代表取締役社長が県庁にお見えになりまして、知事と面会を行っております。

○増田委員
 交通基盤部として、新駅のことでJRと交渉することは、今注目されていますけど、リニア中央新幹線建設工事による大井川の水源確保の課題もあり、またTOICAの相互利用もあり、DCキャンペーンもやっていて、JR東海と静岡県っていうのはいろいろな協議の場といいますか連携の場が多いわけですね。
 今、どうしてもリニアのほうに注目が行っていますので、これはくらし・環境部が所管をしていると思いますが、リニアの工事に伴う環境については難波副知事を本部長とする組織を県庁としてつくって、水とか環境は難波副知事がやると、知事もいると。空港の新駅に関しては知事もお話していますが、交通基盤部もやっていると。そう思っていると、この前の議会のときに篠原知事戦略監に実は私がやっていますみたいな感じのことを言われちゃうと、私たちからすると誰がどうやってJRとやっているのか、個別にやっているのか、組織としてやっているのか、そこら辺がすごくわかりにくいし、だからいろいろ心配になっちゃうわけですね。
 JR東海と静岡県庁というのは、東海道線の在来線のことまで良好な関係を築いていくべきですし、協調してお互いにいい状況をつくっていくことが求められていると思うんです。県の組織で難波副知事が本部長であったり、篠原知事戦略監が答弁するような、この空港新駅がそれらと一緒に組織として動いてらっしゃるのかどうか。議会人として心配なんですが、その点について所見を求めます。

○梨建設政策課長
 JR東海に対しまして、静岡県の窓口といいますか、どのように対応しているかについてお答えをいたします。
 1番委員御指摘のとおり、リニアの中央新幹線につきましては、難波副知事をトップといたします中央新幹線対策本部がございます。そちらにつきましても事務局はくらし・環境部と交通基盤部の共管になっております。その折々の検討内容によって作業を分担している状況になっております。
 現在のところ、議論が水資源の確保と環境保全になっておりますので、状況といたしましてはくらし・環境部が中央リニア新幹線に関しての事務局を主に担っている状況でございます。ただ我々もくらし・環境部と常に情報を交換いたしまして、当然部会等についても傍聴し、情報の共有化を図っております。
 交通基盤部といたしましては、リニア以外にも新駅、それからICカード、さまざまな課題を持っております。本会議でも答弁させていただきましたが、篠原知事戦略監が総合的な窓口となっておりますので、篠原知事戦略監に適宜報告をいたしておりまして、引き続き庁内のほかの関係部局とも連携をとりながら、適切に対応していきたいと考えております。

○増田委員
 組織一丸となって取り組むこと、リニアのこと、水資源のこと、新駅のこと、いろいろあるかと思いますけど、対JR東海として対県庁ということですので、組織的なチームワークはしっかりと図らなければいけないという思いがあります。

 その上で、この前、唐突に知事がリニアの水資源確保で、地域振興費みたいなお金の話を出されたと。この新駅は要望型の駅ですから、こちら側でつくらなきゃいけない。金額が500億円とも言われているかと思いますけれど、地域振興費が約800億円とかのお話がありましたが、どうしても勘ぐっちゃう人が多いんですけど、そこは関連性があるんでしょうか。全く関係ないんでしょうか、その点について御所見を求めます。

○梨建設政策課長
 地域振興と新駅の関係性についてお答えをいたします。リニア中央新幹線と東海道新幹線はいずれも我が国の東西交通の大動脈でありまして、その役割や効果は切り離して考えず、当然セットで考えるべきものと認識しております。ただこれまでJR東海との話の中で、リニア整備への協力と空港新駅の設置をセットにしたことはございません。知事はかねてより県議会におきましても、新駅をつくってくれるかわりにリニア工事を認めるとか、そういった話ではないと答弁しておりますし、先日の定例記者会見におきましても地域振興と新駅は別である旨を明確に述べております。

○増田委員
 非常に難しい話、複合的な話だと思いますけれど、県民側としては水資源は絶対譲れないところがやっぱりあります。ただこの新駅を所管する部ですので、私たち会派としては毎年何百万円の予算をつけることに果たして意味があるのかとの議論に毎回なっちゃうんですね、果たしてこれが効果を生むのかと。昨年度もありましたけれど、認めましょうということで今年度も予算を認めている以上、意味のあるものにしていかなきゃいけないし、無理だじゃなくて新駅をつくれることを目指していかないと、この予算が無駄になってしまうこともあります。ですから今年度の計画もあると書かれておりますけれど、しっかりと新駅設置実現に向けた取り組みを、まず計画的に、あと全庁的な組織的な連携もとりながら進めていただきますように要望させていただきまして、質問を終わります。

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