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委員会会議録

質問文書

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平成29年7月27日社会資本・まちづくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:07/27/2017
会派名:自民改革会議


○江間委員
 それでは、御説明いただきましたコンパクトシティーに向けた取り組みというところで、道路整備についての観点で、分割で2つさせていただきたいと思います。
 1つは、きょうも日本経済新聞の1面に出ていましたが、いろんな自動車メーカーあるいはグーグル等のIT産業が自動運転に相当な投資をしているというニュースが出ておりました。インドでは――これは環境問題にもかかわりますが――2030年には全車ハイブリッドにするとか、イギリスでは2040年にはガソリン車の販売は廃止するとか、そういうように自動車の技術革新等の環境がどんどん進んでいく中で、この集約型公共交通ネットワークを中心にしたコンパクトシティーというのが、本当に県民に受け入れられるものなのかという疑問があります。ある意味、自動車との共存も必要かなというふうに思いますが、そういう中で、このIT化の進む自動車技術に対して、道路整備についての今後の取り組み等があったら教えていただきたいなと思います。
 それから、道路自体の技術的な素材とか、あるいはよく今言われていますIoTとか、公共インフラあるいは道路自体で対応できるものがあるかどうかというのを教えていただきたいと思います。以上です。

○山本道路企画課長
 コンパクトシティーに関連しまして、道路整備に当たってITあるいはIoTがどう使われているかという御質問をいただきました。
 それに関しまして、道路のほうですとIoTとかそういう名前で呼んでいるものはございません。ただ、関連したもので、ETC2.0あるいはビッグプローブデータというものを活用しております。ETC2.0と申しますのは、高速道路上にITSスポットというものをつくりまして、そこからデータを吸い上げて、その自動車がどこを通ってきてどういう渋滞だった、それで今後進んでいくに当たって、目的地に向かってどこが渋滞しているよとか、あるいは観光情報を流して、この地域にはこういうものがありますと。そういうようなシステムでございます。
 またそれに関連しまして、プローブデータというものは、ホンダあるいはトヨタ等がナビのデータを集計して、やはり渋滞がどこに発生しているとか、そういうものを各メーカーが自分のナビの利用者に対していろんな情報を与えるというものでございます。
 実際に我々も、先ほどのETC2.0の例は高速道路なんですけれども、一般道を走っていたデータも、このETC2.0でとることができます。そういうものを利用して、いろんな道路整備に活用していくということが上げられるかと思います。具体的には、先ほど言いましたETC2.0というものを、浜松市内で一般道のデータで、ブレーキをどこでかけているかとか、急発進はどこかとか、そういうことから安全対策をすべきところはどこか、それを効率的にやっていくということをやっております。
 先生の御質問はIoTということだったんですが、どこまでお答えできているかがわかりませんけれども、関連することということでお答えいたしました。以上でございます。

○江間委員
 ありがとうございます。
 ETC2.0という、データを集積して安全対策をとるということですが、やはり道路自体の技術も、自動車の技術革新とともに変わっていく部分が出てくると思うんですよね。そういったものを積極的にちょっと研究していただきたいなと思っています。
 それから、災害時等の対応――IT機能というのは基本的に道路にはまだそれほど備わっていないと思いますが――自動運転等の車に対する災害時の誘導だとか、あるいは緊急事態等があったときのインターネットにかかわる自動運転等に対し、道としての対応というのを、ぜひ検討していただければなと思います。
 
それからもう一つ、景観と災害にかかわるところが出てくると思いますが、電柱がやはり地中化されていない、ほとんどがされていないと思いますが、やはり災害時の電柱の倒壊というのは非常に大きい。熊本の地震のときも、私は見に行って、やはり大きなものでありました。電柱の地中化に対しての取り組みについて、これは電力会社との兼ね合いもありますが、ありましたらお願いしたいと思います。

○山本道路企画課長
 無電柱化の取り組みに関しまして、御質問いただきました。
 無電柱化に関しましては、昭和61年からこれまで約170キロの無電柱化を実施しています。この170キロは、主に市街地の幹線道路を主体にやってまいりました。今後については、市街地の幹線道路の景観向上とか、あるいは防災機能の向上とかだけではなくて、緊急輸送路も。それは市街地だけではなくていろんなところを走っています。そういうところも。あるいは景観に関しましても、富士山を眺められたり、あるいは伊豆半島の美しい風景とかそういうものを眺められる、比較的山地のほうも含めてやっていきたいと思っております。
 具体的には、昨年、無電柱化推進法が成立いたしました。無電柱化推進法では、無電柱化を今後どうやって進めていくかという無電柱化推進計画あるいは事業者との負担をどのようにするのかという計画を国が立てると法律上で規定されております。もう少しすれば国から無電柱化推進計画が出てくるかと思います。その内容を見て、先ほど御質問の中にございましたけれども、電線管理者との費用負担という話もありますので、具体論を詰めていきたいと。国がつくった無電柱化推進計画の内容を見ながら、静岡県の無電柱化推進計画の中でいろいろ災害対策を反映していきたいと思っております。
 以上でございます。

○江間委員
 御答弁ありがとうございました。
 最初の質問ですが、やはり自動車の依存度というのは、なかなか簡単には落ちない、逆に上がっていく可能性もありますので、ぜひコンパクトシティーの計画と自動車の利用の仕方について、御検討いただければと思います。
 以上で質問を終わります。

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