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委員会会議録

質問文書

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平成29年10月社会資本・まちづくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:10/06/2017
会派名:自民改革会議


○江間委員
 どうもありがとうございました。
 先ほどの雄勝地区の映像、見たことがあります。私も何度か伺いましたので、非常に衝撃的な。あの地形を見ると、あそこに住む方はいないんじゃないかなと思いました。今はちょっとどうなっているかわかりませんが、ただ、その近くに女川町ってございますけれども、あそこも同じような入り組んだ地域だったと思いますが、5メートルぐらい町全体をかさ上げして、津波を防ぐ町を。防災と、にぎわい、なりわいの観点から、ああいうまちづくりはすごいなと思いましたけれども、その辺について先生のお考えを伺いたいと思います。

○小村隆史氏
 まず、雄勝は高台移転をして、新たに町をつくっています。ただ、そこに本当に人が戻ってくるかというと、極めて疑問に思いますね。女川は、復興の成功事例と言われているようですけれども、率直に言って、眉唾と思っているところもあります。確かにうまくいっている要素があります。うまくいっている要素があるんですが、あそこは約1万人の住民が、6,000ぐらいに落ちてるんですよね。だから、その意味で、いわゆる国税を投入したコストパフォーマンスとして、いいんだろうかと。この問題点を考えざるを得ません。
 駅前はそれなりにうまくできているんですけれども、それ以外のところが妙に広がっちゃいましてね。物を考えられるような、いい状況になってはいるんですけれども。近況はちょっと御説明できませんけれども、国税であればこそ青天井でやってもいい、それが一種のカンフル剤になる、というのはわからないわけじゃないんですが、結局残ったのはぴかぴかのゴーストタウンだと思います。
 女川がどこまで頑張れるか。あそこは、幸いにも仙台という大きな都市があり、片道1時間半とか2時間ぐらいあれば行ける。海もあり海産物もしっかりできている。海産物をしっかり買えるようにするのが理想です。その意味において、女川はまだ復興の条件がある、経済的に。しかし、あの国税の投入の仕方、そして高台に合わせたかさ上げ、あれはでか過ぎ。陸前高田に比べればかわいいもんですけれども、というところはあります。
 なので、未来の人口動態を見た上での適正規模の対策。20年後の税金の投入の仕方は、復興をどうするかというところになるかもしれませんけれども、そのときに、夢をもう一度という話はもうやめようよと。そういうことを考えるための判断材料として位置づけるのがよろしいのではないですかと思いますね。よろしいでしょうか。

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