東南アジア駐在員報告
2012年6月 経済
駐在員 ： 長谷川卓
５月10日、ジャカルタ東側地域に位置するインドネシア資本の工業団地のうち、既に小規模企業向けレンタル工場建屋の賃貸募集を開始しているジャバベカ(JABABEKA)工業団地と日系コンサルタント会社と協力してレンタル工場上屋建設を開始したリポチカラン(LIPPO CHIKARAN)工業団地を見学する機会を得た。
昨年静岡県が実施したインドネシアミッションでは日系資本のカラワン工業団地とグリーンランド工業団地を見学したが、今回は地元資本の工業団地の状況をみることで比較ができる機会となった。
日系コンサルタント会社と提携しているリポチカラン工業団地に対して、ジャバベカ工業団地は日本人アドバイザーがワンストップ窓口となっており、ともに日系企業からの引き合いに応える体制を整えている。
複数の日本人スタッフが常駐して法人設立から工場建設、駐在員の福利厚生までもワンストップサービスで対応する日系工業団地に比較して、多少の不便はあるが、比較的安い販売価格とジャカルタにより近い立地条件、さらに現在日系資本の工業団地の販売区画が減っていることから、地元資本の工業団地への日系企業の進出が徐々に増加している状況にある。
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