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韓国駐在員報告2016年4月 社会・時事 2006年から2015年までの10年間で韓国の読者に最も多く読まれた小説は申京淑(シン・ギョンスク)氏の「母をお願い」であることが分かった。韓国大手書店の教保文庫が2015年3月、当該10年間の累計販売部数の集計結果を明らかにした。2位はフランスの精神科医、フランソワ・ルロール氏の「幸福はどこにある―精神科医へクトールの旅」、3位は村上春樹氏の「1Q84」BOOK1だった。東野圭吾氏の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が4位、ダクラス・ケネディ氏の「ビッグ・ピクチャー」が5位に入った。上位10作品のうち韓国の小説は3作品のみだった。内訳は、申氏の著作のほか、権丕暎(クォン・ビヨン)氏の「朝鮮王朝最後の皇女 徳恵翁主」が8位、孔枝泳(コン・ジヨン)氏の「トガニ―幼き瞳の告発」が9位となっている。日本の小説は村上氏と東野氏の作品のほか、奥田英朗氏の「空中ブランコ」が10位につけ韓国での日本小説の人気の高さを裏付けた。村上氏は「ノルウェイの森」と「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」がそれぞれ16、17位に入り上位20位に3作品がランクインした。 |
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