韓国駐在員報告



2012年9月 社会・時事
駐在員 : 澤井 亨


    ソウル特別市が8月19日に発表した「統計に見るソウル市民の余暇生活」によると、ソウル市民の6割が旅行に行きたいと希望しているが、実際には1割しか旅行しておらず、多くの人がテレビ等を鑑賞していることが明らかになった。この統計は、平成23年にソウル在住の満13歳以上の約4,600名を対象に調査したデータを集計・分析したもので、「今後、時間的、経済的余裕がある時、余暇時間に何をしたいか」という設問に対し、59.3%が旅行と回答したが、実際に旅行した市民は9.9%に過ぎなかったなど、休暇の過ごし方についての希望と現実の違いがよくわかる内容になっている。

    【休暇の過ごし方の希望と現実】
    休暇の過ごし方
    希望
    現実
    旅行
    59.3%  
    9.9%  
    文化芸術鑑賞
    31%  
    11.5%  
    自己啓発
      25%  
    7.1%  
    スポーツ
    19.7%  
    10.8%  
    社交活動
    18.8%  
    20.9%  
    ゲーム、インターネット
    5.4%  
    16.6%  
    家事
    3.8%  
    27.4%  
    テレビ、DVD鑑賞
    13.2%  
    61.7%  


      また、満15歳以上のソウル市民を対象にした「時間があったら、収入を得るためもっと働きたいか、又は余暇を楽しみたいか」という設問については、「収入よりも余暇」(余暇>収入)という回答が46.8%であった。

     【収入と余暇の選択】
    余暇>収入
    どちらともいえない
    余暇<収入
    合計
    46.8%
    35.6%
    17.6%
    100%

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