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中国駐在員報告
2001年2月 その他 駐在員 : 今村理一郎
沈陽のタクシー事情
今回は、事務所職員金正愛女史が春節に故郷沈陽に帰省した時のレポートを紹介します。
今年の春節、故郷・沈陽に帰って一番驚いたのはタクシー運転手のでたらめなことでした。以前から、北方の冬は、大雪により市内バスの運行が混乱し、タクシーを利用する人が多くなります。それで、「拒載」(お客さんの行き先を聞いてから、自分の都合によって乗せてくれない場合を指す)されることは、それほど珍しくありませんでした。しかし、今度帰省した時は、「ピンツオ」と言う新しい言葉を聞くことになりました。これは、運転手が一人のお客さんを乗せた後でも、またタクシーに乗りたい人を見つけて、行く方向を聞いて、同じ方向ならば一緒に乗せて2倍の料金を稼ぐことです。料金の支払いについては、先に乗った人はメーターの金額によって支払って、次の人は乗った距離数字によって運転手が値段を計算した後、請求することです。
3人か4人でタクシーに乗ろうとすると難しいことになります。それで、なんとなく沈陽の人が可哀相だと思いました。だって、大雪の日、タクシーに乗ろうと思うと、まず、運転手に「**地に行きませんか。」と聞いて、運が良くて乗せてもらっても、途中にまただれかが乗るんじゃないかなとの心配があるから。
(日本ではこんなことあるのかしら)
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