台湾駐在員報告
2016年12月 政治 駐在員 : 宮崎悌三
蔡英文政権発足後、台湾の国際社会における活動が、中国により妨害されているとして、台湾の外交部(外務省に相当)は、「中国による妨害例」をホームページに公表した。
妨害例の公表は、中国との交流が進んだ馬英九前政権(中国国民党)には無かったものだが、蔡英文政権と同じ民主進歩党が政権与党(当時は、陳水扁政権)だった2000年から8年間、公表していたことがある。
今回の公表では、具体的な例として、OECD(経済協力開発機構)、WHO(世界保健機関)、ICAO(国際民間航空機関)など、これまでオブザーバー等で参加していた国際機関への参加ができなかったことを挙げている。
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