韓国駐在員報告
2017年5月 社会・時事
駐在員 : 野原靖
OECDによると、2016年の韓国の15〜64歳の女性雇用率は56.2%で、OECD平均(59.3%)より3.1%ポイントも低かった。これはOECD加盟35カ国のうち7番目に低い数値である。一方、昨年の男性雇用率は75.8%で、OECD平均(74.7%)より1.1%ポイント高かった。韓国の男性雇用率は、2009年(73.6%)以来8年連続でOECD平均を上回っている。男女全体の雇用率は66.1%で、OECD平均(67.0%)より0.9%ポイント低かった。
韓国で女性の社会進出が進まないのは、新入社員の採用で女性を敬遠する企業文化が、依然変わっていないためとの指摘が多い。女性たちが出産などで仕事を休んだ後、再就職できずにいる「経断女(キャリアが断絶した女性という意)」も影響を及ぼした。統計庁によると、2015年、20代以上の既婚女性のうち44.0%である696万人が、キャリア断絶を経験している。
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