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中国駐在員報告

2019年11月 社会・時事
駐在員 : 土屋 岳久


上海の街中を歩いていると、いたるところにコーヒーショップがあることに気が付く。その中でもひと際目に付くのが「星巴克珈琲(スターバックスコーヒー)」と「瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)」である。
星巴克珈琲は、中国に1999年1月に第1号店を開業して以来、現在では中国160都市4,000店舗を展開している。
瑞幸珈琲は、2018年1月に試営業を開始して以来、2019年3月末時点で中国28都市2,370店舗を展開しており、2019年末までには4,500店舗となる成長著しい企業である。
このように中国でコーヒー市場の覇権争いをしている老舗の星巴克珈琲と新鋭の瑞幸珈琲。一番の違いはその存在意義である。
星巴克珈琲は、その高いブランド力を生かしコーヒーを通じ「優雅な時間」を提供している。それは店舗が繁華街やハイブランドが入るショッピングモール等に多く出店していることからも伺い知ることができる。
一方、瑞幸珈琲の出店先は、路面店やインテナント、オフィスビルの1階ロビーや駅構内であり、座席のない店舗も多く、デリバリーや持ち帰りを求める顧客に向けて販売している。
コーヒーの価格は、アメリカンコーヒー(大)で星巴克珈琲が28元(約448円)、瑞幸珈琲が21元(約336円)。また、瑞幸珈琲はスマートフォンアプリで無料や割引のクーポンを頻繁に配布しており、瑞幸珈琲の方が安価である。
 瑞幸珈琲の急激な店舗展開や過剰とも思える割引サービス等の実施により、その経営が危ぶまれる声もある。今後両社が中国国内のコーヒー市場をどのようにけん引していくのか注目していきたい。


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