台湾駐在員報告



2019年3月 社会・時事
駐在員 : 内藤 晴仁


台北へ旅行する方にとって、台北101ビルや九份、故宮博物院や士林夜市等は欠くことのできない観光スポットになっている。もし、台北という都市の歴史を理解することに興味があれば、ぜひ、台北歴史散策をお勧めしたい。
台北の発展は約400年前、清の台湾統治とともに始まった。その後、1895年から50年間の日本統治時代を経て都市化が一気に進んだ。現在の台北にも当時の建物や道路等が残っており、これらは一見の価値がある。
台湾では近年、「認識台湾(台湾を知る)」という意識が高まっている。2019年は総統府落成100周年の年であり、台北の歴史に触れる歴史散策はコース別に様々なツアーが募集されている。私もあるツアーへ参加したが、普段見慣れた街並みがかつての日本の商店街だったことや、現在は幹線道路となっているかつての鉄道路線を歩きながら当時の町の様子や規模を学び、新たな台北の一面を垣間見ることができた。
清の時代の城門や日本統治時代の日本家屋等は、丁寧に保存やリノベーション等が行われている。開催は不定期ながら、日本語解説を行うツアーもあり、皆さんも今度の台北の旅では、台北歴史散策をされてみてはいかがだろう。

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