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韓国駐在員報告

2007年11月 経済
駐在員 : 掛沢孝寿


日韓の航空自由化による航空各社の路線再編

日韓の航空当局は8月2日、成田と羽田を除く空港に発着する便数の制限をなくすとともに、日本への乗り入れ都市についての制限を廃止することで合意した。
こうした航空自由化(オープンスカイ)を受け、アシアナ航空は、8月8日、静岡県庁において、2009年3月に開港予定の富士山静岡空港に就航すると発表した。
アシアナ航空は、仁川(インチョン)国際空港との間に1日1往復の定期便を運航し、使用機材をエアバスA321-200の177人乗りとする予定である。更に、航空需要が伸びれば、ボーイングB767-300の260人乗りの投入も検討している。
富士山静岡空港への就航は、国際線の正式表明としては初めてである。
さて、今回の航空自由化により、大韓航空(KAL)とアシアナ航空は運航スケジュールが変わる10月を目指し、日韓路線の再編に取り組んでいる。
毎日経済新聞は、両社とも需要の多い大阪や名古屋路線を増やすほか、収益の悪い日本の地方空港発着便を減らし、高収益路線を拡充させる方針であり、一部の地方路線の廃止を検討していると報じている。
大韓航空(KAL)は現在、日本の15都市(24路線)に週190往復を就航しているが、後発のアシアナ航空よりも採算に合わない路線が多いと言われており、大韓航空(KAL)の関係者は「貨物便を含めて、選択と集中を徹底的に行う」と話している。収益性の悪い路線を縮小または廃止し、大阪、名古屋路線のほか、仁川〜札幌(1日1往復)の増便やゴルフブームで人気が出ている宮崎路線の新規乗り入れを目指している。
一方、15都市(19路線)に週151往復を就航しているアシアナ航空も地方路線を再編し、札幌に新規就航することなどを検討している。
航空自由化(オープンスカイ)は、端的にいえば「来る(参入)も自由、出る(撤退)も自由」ということである。
県としては、富士山静岡空港の開港までに静岡県の知名度の向上を図り、県の魅力を積極的にPRし、一人でも多くの韓国の方々に静岡を訪れていただけるよう、航空需要の確保や創造に向けて努力していかなければならない。


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