韓国駐在員報告
2012年2月 その他 駐在員 : 掛沢孝寿
仁川国際空港にある免税店の昨年の売上高は計15億3,000万米ドル(約1,170億円)で、空港免税店としては初めて世界トップとなったことが分かった。
仁川国際空港公社によれば、昨年の売上高は前年比で21.4%増加した。増加の要因は、日本や中国からの観光客と乗換乗客数の拡大にある。
同公社は日本と中国からの観光客を対象に、ロッテ免税店、新羅免税店、韓国観光公社による統合プロモーションを実施し、主な観光業者に1人当たり100米ドルのクーポン券を配り、買い物客の誘致に力を入れた。
また、昨年の乗り換え客数は566万人と、前年比9.1%増加した。特に、同空港にはルイ・ヴィトン(フランス)の売り場が空港免税店としては初めて入店した。これにより、乗り換えついでに買い物をする顧客も増えたという。
さらなる売り上げ拡大に向け、同公社は入国場への免税店設置と韓国人の免税限度額を現在の400米ドルから拡大すべきと主張している。
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