韓国駐在員報告
2023年4月 社会・時事
駐在員 : 高橋 誠
韓国では3月20日、公共交通機関と大型施設内の薬局でのマスク着用義務が解除された。昨年5月、屋外でのマスク着用義務がなくなったものの、地下鉄やバスに乗るたびにマスクをしなければならず、結局、屋外でマスクを外している人はしばらくの間は3割程度だったように感じている。今年1月末、公共交通機関や一部施設を除く屋内でのマスク着用義務も解除されたことで、例えば、会社があるビルや飲食店、自分の住むマンションなどでもマスクが義務ではなくなったし、地下鉄なども車両に乗り込む前までは外していて良いことになるので、このあたりから、5割から6割程度が外すようになってきたように感じていた。
しかし、それでも慎重な人々もいて、自己判断でマスク着用をする傾向は依然としてあった。感染者は減少傾向にあったこともあり、今回、政府がとうとう公共交通機関などのマスク着用を解除したことで、ようやく「本当にマスクを外していい社会がやってきた」という雰囲気に変わっている。私自身、自分のマンションのエレベーターや地下鉄、バス(ただし混雑しているときは着用)、オフィスなどでもほとんどマスクを外すようになっている。もう約7割から8割の人がマスクを外している印象だ。ただ、病院や医療機関、通常の薬局など感染リスクが高い場所は、依然としてマスク着用義務を残している。外国人観光客の姿もたくさん見られるようになっており、日本人はもちろん、特に最近は欧米の方々も多く見る。コロナ以前のソウルが戻ってきている。
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