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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2001年1月 経済
駐在員 : 岩城徹雄


    味の素のインドネシア現地法人、邦人幹部ら逮捕
    調味料の味の素の製造過程で、イスラム教徒が食べることを禁じられている豚の酵素が使用されていた問題は、1月6日、インドネシアの警察当局が、消費者保護法違反の容疑で製造元の味の素インドネシア社の邦人社長ほかを逮捕し、工場を封鎖する事態に発展した。これまで同社では、事実関係を認め謝罪するとともに同国保健・社会福祉省の命令により製品の回収をしてきたが、警察当局はイスラム教徒らの襲撃を防ぐために事前に工場を封鎖したと説明しており、邦人関係者の逮捕も国民感情に配慮したものとの見方も一部にある。
    味の素側では最終製品には製造過程で使用した豚の酵素は残留していないとし、同国食品監督担当部局もこの点は認めているが、製造過程での豚製品の使用は認められないとの解釈をとっている。イスラム教徒は豚肉を調理した鍋を使って料理した物も食べてはいけないとされる。
    今回の事件は無用な反日感情を引き起こさないとも限らず、政情不安や経済回復の進み具合の遅さ、労働組合の結成と労働争議の多発など、インドネシアに展開している日系企業を取り巻く厳しい環境に、新たな要素が加わったと不安視する向きも多いと思われる。
    なお、マレーシアのイスラム発展局では、同国内の工場で生産された味の素には問題はないと発表している。


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