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中国駐在員報告
2013年2月 行政 駐在員 : 野村 芳一
武漢市にある4つの経済開発区、漢呉家山経済技術開発区、武漢経済技術開発区、漢南区(武漢経済開発区戦略連動区)を訪問した。
武漢東湖新技術開発区は1988年に設立され、その後、国家ハイテク開発区として承認された。さらに2009年に中国で二番目の最高レベルの国家モデル開発区に認定された。総面積は518㎢で、光通信やモバイル通信を中心に、レーザー、光学ディスプレイなどの技術主体の開発区である。
呉家山経済開発区は、武漢北西部の武漢天河空港から約20分の所に位置し、全体としては497平方キロの経済区である。開発区には「国家級食品加工区」などがあり、機械部品・食品・物流を中心に発展している。同区には数多くの台湾企業が上海から移り、中国本部を設立している。
武漢経済技術開発区は1993年に国家レベルの経済技術開発区として認可され、その後区内に輸出加工区が設立された。2006年には、国家級自動車&部品輸出基地という称号を受けた。武漢の自動車完成車メーカーは同区に集結している。
武漢市漢南区は、武漢経済開発区の南西に位置し、現在急激に開発を進めている。 同区総面積は237㎢であり、現在その内23.6㎢を工業産業園として開発中である。未だ広大な土地が残されており、今後の大型投資にも最適であるという。
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