中国駐在員報告
2016年7月 社会・時事 駐在員 : 土屋岳久
6月23日付の東方早報によると、22日、上海市にある虹橋、浦東両空港では天候不良が原因で合計909便が遅延・欠航した。
この週は特に遅延・欠航が多く、私も6月24日に出張先の北京から上海へ戻る予定であったが、上海上空の天候不順により飛行機が遅延し、北京18時30分発の予定が翌朝4時30分に変更となる影響を受けた。
上海市気象局によると、上海の雨季(5月〜10月)に入ってから6月28日までの累計降雨量は302.9ミリで平年同期より7割も多いとのことである。特に6月19日の梅雨入り後は、突然の雷雨も多く、梅雨明けまでの飛行機移動にはしばらく注意が必要になりそうである。
また、虹橋、浦東の両空港では、12日に浦東空港で発生した爆発事件を受けてセキュリティーチェックが強化され、手荷物検査の際に靴を脱ぎ、ズボンのベルトを外すことが必要となった。これにより、搭乗までの手続きにかかる所要時間がより長くなったことから、各旅行社では利用者に対し、国内線であれば出発の最低2時間前、国際線であれば3〜4時間前までに空港に到着するように呼び掛けている。天候の影響は不可避ではあるが、中国での飛行機移動の際は、特に余裕をもったスケジュールを組むことをお勧めする。
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