韓国駐在員報告
2019年7月 社会・時事 駐在員 : 野原 靖
韓国観光公社が12日に発表した日本人・中国人観光客を対象に行った実態調査(2018年1⁻12月)の結果によると、観光客が好む訪問先(複数回答)では、日本人観光客の73.0%、中国人観光客の79.1%がソウルを選んだ。
一方、2位は日本人が釜山(16.5%)、中国人は済州(13.3%)を選んだ。3位は日本人(8.9%)と中国人(11.0%)ともに京畿道だった。韓国旅行のパターンでは、日本人が「頻繁に来て短期間滞在する」タイプが多かったのに対し、中国人は「たまに来て長く滞在する」傾向を示した。日本人の平均訪韓回数は6.1回と中国人の4.0回より多く、平均再訪問率も70.2%で中国人の66.5%より高かった。一方、平均滞在期間は中国人が8.2日と、日本人の3.9日に比べ2倍以上長かった。
訪韓中の行動では、日本人の42.2%が「グルメ・食べ歩き」と答えたが、中国人は33.4%が「ショッピング」を挙げ、対照的な結果となった。旅行前の情報収集は、日本人は47.9%が自国のインターネットサイトやアプリからと答え、中国人は52.3%が知人、友人、同僚からと答えた。
また、韓国観光公社は6月24日、5月に韓国を訪れた外国人観光客は前年同月比20.0%増の148万5,684人だったと発表した。地域別では中国からが50万413人で最も多く、日本が28万6,273人で、前年同月比の増加率は中国が35.2%、日本が26.0%だった。日本人観光客については、K−POPや韓国グルメなどに関心を持つ20代を中心に増加したと説明した。
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