韓国駐在員報告
2015年3月 社会・時事 駐在員 : 松村 昭宏
韓国法務部出入国・外国人政策本部が発表した統計月報によると、2015年1月現在、韓国に滞在している外国人は177万4,603人と集計され、対2014年同月比13.2%増加した。
国籍別では中国(朝鮮族含む)が51.8%(91万8,951人)で最多となった。次いで、米国が7.6%(13万4,490人)、ベトナムが7.3%(12万9,423人)、フィリピンが2.9%(5万1,836人)、インドネシアが2.4%(4万2,520人)の順。韓国に滞在する外国人数は2004年の75万873人から2007年は106万6,273人、2013年には157万6,034人と年々増加している。韓国では肉体労働を避ける傾向が強まっている上、企業が安い労働力を求めていることもあり途上国からの流入が増えている。また、結婚移民者数は1月現在で15万798人。
2014年同月(15万1,145人)と比べて大きな差はなかった。結婚移民者のうち女性は84.9%を占めた。国籍別では、中国が40.1%、ベトナムが26.3%、日本が8.4%、フィリピンが7.3%、カンボジアが3.0%となった。2013年7月の難民法施行以降、難民申請が急増し昨年末までに3,959人が難民申請を行い、現在2,139人が審査を待っている。
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