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ヨーロッパ駐在員報告
2001年11月 社会・時事 駐在員 : 森貴志
・ 英国高等法院安楽死の訴えを棄却
ロンドン発共同によると、難病により全身麻痺状態の女性が安楽死の権利を訴えていたが、高等法院はこの訴えを棄却した。
訴えていたのはロンドン郊外に住んでいる女性で、1999年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)という全身の骨格筋が萎縮するという難病と診断され、安楽死を望むようになったという。
彼女の訴えは、夫が自分の自殺を手伝っても自殺幇助罪にとわないような内容であったが、公訴局がこれを却下し、今回この決定に対し、高等法院に控訴していたものであるが、高等法院はこの訴えを棄却した。
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