韓国駐在員報告
2022年12月 社会・時事 駐在員 : 高橋 誠
毎年、在大韓民国日本国大使館が主催している日韓フォトコンテストの授賞式が12月3日に開催され、プレゼンターとして出席した。今年から在済州日本国総領事館も共催となったことで、本県が済州特別自治道と2000年以降交流している縁もあり、同領事館から本県にも共催参加の要請があった。このため、静岡県賞を設けて協賛し、共催として参加したものだ。
各賞の選定は、事前に審査関係者が各賞に相応しい約5点の作品を候補として選び、静岡県賞は私がその中から選定させていただいた。私が選んだ作品は「静岡の名所 おでん街」。青葉横丁の赤提灯と昭和ノスタルジックな古い建物が作る独特の景観を上手に撮影してくれていた。御夫婦で授賞会場に出席したジョン・ユジンさんに、式後の鑑賞会でお話を伺ったところ、おでん街を訪れたのはコロナ前の2019年で、新婚旅行だったようだ。「静岡にまた行きたいと思っているから、富士山静岡空港の定期便が再開したら是非教えてほしい」と言ってくださり、嬉しい気持ちと共に、まだ定期便が回復しない現状にもどかしい思いもした。
きっと富士山を撮影した作品は他賞で選ばれるのではないかと思い静岡県賞では選外とした写真も、期待通り他の賞を授賞してくれた。日本平から富士山を撮影したこちらの写真も、静岡の良さを伝える素晴らしい作品であった。授賞作品は12月にソウルと済州で2週間ずつ展示される。ウェブサイト(https://jkphotocon.org/)でも見られるので、是非ご覧いただきたい。
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