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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2005年6月 経済
駐在員 : 橋本 勝弘


 ベトナムへの投資と言えば、中国一極集中リスクの回避として脚光を浴びつつあるが、これまではベトナム南部のホーチミン周辺か、北部のハノイ、ハイフォン周辺が主な投資先であった。しかし、最近は中部の都市ダナンへの関心が高まってきている。その主な理由としては、次の3点に集約できると思われる。

    1 地勢的な優位性
      ベトナム中部における物流の要衝として、交通インフラが整備されている。
    ●ダナン国際空港(国内:ハノイ、ホーチミン各3便/日 ほか4都市、海外:シンガポール、バンコク、香港、カンボジア、台北。市街地まで車で10分程度と至便。)
    ●ダナン国際港(サイゴン港、ハイフォン港に次ぐ、ベトナム第3の大きさの港で、水深12m、33,000DWT(排水量トン)の船が着船可能。)
    ●東西回廊の起点(ベトナム、ラオス、タイ、ミヤンマーを結ぶ1,450kmを結ぶ道路で、ベーシックな整備は終えている。タイ、ベトナム間の物流円滑化が期待されている。)
    2 観光リゾート地としての潜在能力
      90kmに及ぶビーチに観光客を引き付けるリゾート施設を集中的に建設するプロジェクトが進められている。既に稼動している「フラマ・リゾート・ダナン(五つ星ホテル)」は、その規模、質ともにベトナム一といわれている。今後、米系のパラダイス・ホテルなどの進出が予定されている。
    3 投資環境
        中国の反日デモ(4月11日)以降、ベトナムを視察する日系企業が増えているが、ダナンについても8月のマブチモーターの進出発表を機に、相当注目されている。ダナンの投資環境の比較優位は次の通り。
      ●人件費がハノイ、ホーチミンに比べると安価。ダナンの最低賃金は、月約35USドル。
      ●ハノイ、ホーチミンに比べて、人材確保が容易。中部地域の人口は2,000万人。
      ●海外投資家に対する無料ワンストップ投資サービス(ダナン投資促進センターの設置)

    ダナン市は、ベトナム全体が凶悪犯罪が少ない中、特に安全と言われており、ここ数年、邦人保護の届出がでていない。ダナン市在留邦人数は50人以上で、現在進出している日系企業数は9社(マブチモーターを含む)となっている。
    今後、治安の良さと、安価な労働を求めて、ダナンに注目する日系企業が増えるものと思われる。なお、ダナン市の投資インセンティブ及び工業団地の状況は、東南アジア駐在員事務所ホームページ(英語)で確認願います。
    http://www.shizuokasingapore.com/


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お問い合わせ

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