台湾駐在員報告
2019年11月 経済 駐在員 : 内藤 晴仁
台湾トップクラスのクリエイティブ集団「未来市」が主催するイベント「田田日和」に、県内の地場産品の開発・生産に携わる企業9社が出展した。
台北の人気リノベーション施設「華山1914文創産業園区」で行われたイベントでは、「グッドデザインしずおか」受賞作品の展示販売会や台湾バイヤーとの商談会、浜松の伝統技術「注染(ちゅうせん)染め」や遠州織物(浴衣)の着付けを体験するワークショップが行われた。
1日あたり約2,500人が来場した会場内では、多くの来場者がお気に入りの商品を買い求める姿が見られ、ワークショップも予定数を超過するなど、地元テレビ局の取材も相まって本県産業のPRに有効な機会となった。
県内には高い技術を持つ職人や優れた地場産品を生産する企業等が多い。良質な「地域資源」を持つ企業等が台湾のイベントに共同出展し、現地で好反応を得たことは、出展者にとっても確かな手ごたえを感じた様子であった。
こうした「地域資源」を活かし、販路開拓の強化や、本県への産業をテーマとした観光誘客、デザイン分野での技術交流など、静岡県と台湾との交流に厚みを増していけるよう、今後も県内企業の皆様と一緒に取組んでいきたい。
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