中国駐在員報告
2019年11月 社会・時事 駐在員 : 土屋 岳久
先日、動物(哺乳類)の量詞(日本語の助数詞)について中国人の友人と話す機会があった。
話のきっかけはどのくらいの大きさから「頭」を用いるのかという事であったが、その人によると「羊より大きい動物は『頭』と数える」とのことであった。
ちなみに羊以下の大きさは「只(ジー)」と数え、日本での「匹」に相当するのだが、「匹」という量詞は中国で使用される場合、動物では馬、ラクダ、動物以外では反物(布)にのみ使うとのことで、日本の「匹」の用法の幅広さとは逆に、中国での用法の狭さに少し混乱をしてしまった。
友人に言わせると、日本語を習う中国人にとって、日本の「匹」は読み方が「ひき」「びき」「ぴき」と変化するため、大変混乱する難しい量詞であるとのことであった。
このように、漢字を使う国として同じ漢字でも捉え方や感じ方が異なることは大変面白いと感じる出来事であった。
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