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韓国駐在員報告

2009年9月 経済
駐在員 : 掛沢孝壽


累積対日赤字17兆円、改善されない日本への依存体質

韓国の対日経常赤字が年々拡大の一途をたどっている。韓国銀行によれば1999年から昨年までの間に経常収支赤字の累積額は1,749億4,120万米ドル(約16兆6,400億円)までに増大している。
対日経常赤字は2003年の170億6,920万米ドルから毎年増加し、2007年は288億1,180万米ドル、2008年は253億880万米ドルと毎年、赤字幅は拡大している。
対日赤字が拡大を続ける背景には、背景には、輸出型製造業である韓国には部品・素材の多くを日本からの輸入に頼らざるを得ない依存体質があり、第三国への輸出が増えれば増えるほど日本への赤字幅が拡大するという構造的な問題があることや日本で韓国製品の人気が高まらないことがある。
また、最近は、原材料価格の上昇や円高・ウォン安、部品・素材の輸入単価の上昇などが重なり、赤字幅が拡大したとの指摘もあるようだ。


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