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東南アジア駐在員報告2002年11月 社会・時事 テロ事件後、在インドネシアの企業、セキュリティを再点検
ジャカルタ近辺の工業団地を中心に、インドネシアには本県関係企業の現地法人も多く、98年のジャカルタ暴動以来、上記のような対策は最低の備えとして浸透している。筆者が何社かにバリ島テロ後の様子について伺ったところ、今回の事件を受けて、改めて社内緊急連絡網の再確認、夜間10時以降の不要不急の外出自粛要請を行ったところもあり、各社ともセキュリティ策の再点検を行っている。 先月のトピックスで、東南アジアにおけるイスラム過激派組織ジェマー・イスラミアの広がりを報告したが(02年10月のトピックス「シンガポール、新たにテロ容疑者を逮捕」参照)、その指導者とされるバアシル師の逮捕に続き、11月5日にはバリ島爆破事件の容疑者2人が逮捕されるなど、事件と過激派組織との関連などが徐々に解明されるものと思われる。国内のイスラム勢力にも配慮しなければならないメガワティ政権は、周辺国からのテロ組織壊滅に対する要請がますます強まることもあり、難しい局面を迎えることになる。 |
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