東南アジア駐在員報告
2019年7月 経済 駐在員 : 竹田 敏彦
今年度の交流事業について調整するため、インドネシア・バンドンの西ジャワ州政府を訪問した。同州との交流は、同地に進出する静岡県企業向けのサポートデスク設置、静岡県立大学とパジャジャラン大学とのMOU締結、静岡県での同州職員研修受け入れなど、幅広い分野で成果に繋がっている。
昨年西ジャワ州知事に就任したカミル氏は、経済を重要なテーマとして、4,600万人の人口と首都ジャカルタからの近さを武器に多くの海外投資を呼びかけている。
知事は、最新の計画として、昨年開港したクルタジャティ空港、今年開業予定のパティンバン港を擁する同州北部に11の地区で構成されるスーパー経済特区の整備を発表した。同特区は「レバナ」と名付けられ、物流、創造・技術、エネルギー、航空宇宙、住宅の5エリアが整備されるとのことだ。
また、静岡県関係企業も数多く進出するジャカルタ郊外のカラワン地区にはクラウドサービスを手掛けるアマゾンウェブサービスがアジア太平洋地域のデーターセンターを設立する計画を発表するなど、ダイナミックな開発が続いている。
静岡県との関係においても、幹部等の静岡県訪問、ジオパーク間交流、同州高校生の静岡県研修などが控えており、さらなる発展が期待できる。
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