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中国駐在員報告

2021年2月 経済
駐在員 : 浅原 敏治


中国メディアは1月、デジタル人民元(人民元をデジタル化したもの)の導入の準備が最終段階を迎えていると報じた。昨秋には実際の利用を想定した大規模な実証実験がスタートし、世界初となるデジタル通貨が、今年中にも登場する見通しとのことである。クレジットカードには審査が、アリペイなどのQRコード決済には銀行口座の開設が必要であるのに対し、デジタル人民元は一定額までは国内外問わず誰でも利用が可能となる。
 中国人民銀行(中央銀行)は2014年にデジタル人民元の研究に着手し、一部地域での限定的な試験を経て、昨年10月に広東省深セン市で5万人、12月には江蘇省蘇州市で10万人を対象に実証実験を行った。抽選で選ばれた市民はスマートフォンにデジタル人民元を入れるウォレット(財布)のアプリをダウンロードした上で、1人200元(約3,200円)分のお金を無償で受け取り、商店やレストランでの支払いに利用した。蘇州での実験では、インターネットに接続していない状態でデジタル人民元をやりとりするシステムも試された。スマートフォン同士を軽く接触させるだけでお金の受け渡しが終わり、通信状況に関係なく取引できることが確認された。こうしたオフラインでのやりとりはオンラインよりも高度なセキュリティーが求められる。中国メディアは専門家の話として、ブロックチェーン(分散型台帳)と呼ばれる新技術などによって可能になったと説明し、デジタル人民元の実現に向けた「飛躍的な進歩」と評価した。


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