中国駐在員報告
2014年4月 行政 駐在員 : 野村 芳一
静岡の文化と産業について話をして欲しいと上海理工大学の日本文化センターから依頼があり、静岡のPRができれば幸いと、3月19日に「日本文化論」のゲスト講師として、90分間学生にお話をさせていただいた。
上海理工大学は市の重点大学で、理工大学と称してはいるが、工学をメインとして、理学部、外国語学部、社会科学学部、体育学部などの幅広い領域の学部を有している。現在専任教師が1,400人、学生数22,700人のうち、学部学生約17,000人、大学院生約5,600人で、留学生は約1,000人となっている。
国際的な学術交流活動にも尽力しており、20か国80以上の高等教育機関と交流・提携し、10か国20以上の大学と間に単位互換制度がある。日本文化交流センターも、小さいながらも一つの独立した建物であり、その他の交流している各国にも同様な施設があると言う。
日本文化論は、茶道、華道、日本企業文化、ビジネスマナーなどをテーマとしており、学生にはとても人気のある科目だそうだ。大学での講義であるので、富士山の持つ文化的な意義、県の産業構造など、通常の静岡のPRに、少しアカデミックな要素を加味しようと努力したが、学生の評価も気になるところである。4月下旬にも上海大学で同様の講義を行う予定があるので、もう少し内容を充実させたいと考えている。
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