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中国駐在員報告
2011年8月 社会・時事 駐在員 : 野村芳一
日系メディアの総合研究所が、「2011年中国ヒット商品ベスト25」を発表したが、1位には「新浪微博」が選ばれた。新浪微博とは、ポータルサイトの新浪が提供しているミニブログサービスである。
140文字までの文字や画像・動画の投稿、投稿の転送と、時系列表示による情報発信のほか、投稿者の位置情報の表示、イベント・グループ機能や投票(簡易アンケート)のような独自機能もあり、多彩な機能を備えたソーシャルメディアである。ユーザー数は、2011年4月末時点で1.4億人を超えたことが発表されている。
先日の高速鉄道事故発生の最初の情報は、乗客の携帯電話から微博によるものとされており、事故車両が埋められた様子も微博によって発信されたことで、大きな反響を呼んだという。
人民日報系の環球時報が行った世論調査によると、ミニブログからの政治的影響について、全体の71%が「高い」「一定程度高い」と回答したという。中国においても、今後は、特にモバイルメディアによる情報発信の有用性が注目されることになるだろう。
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