韓国駐在員報告
2020年12月 経済 駐在員 : 小関 克也
コロナ禍で3月からほとんどの会場型イベントが中止又はオンライン開催となっていたが、秋から初冬にかけて新規感染者数が落ち着きを見せていたことから、ようやく11月9日〜12日にかけて旅行博覧会、11月25日〜28日にかけては食品展が大規模イベント会場で開催されることとなり、当事務所でも出展をした。
旅行博については、そもそもまだ海外に行ける状態ではないため、客足は例年に比べると相当少なかったが、海外旅行再開を心待ちにしているお年寄りなどがブースを訪れ、日本旅行の思い出を事務所職員に話しつつ、パンフレットを持っていってくれた。
また食品展は、例年は県内企業の皆様にも参加していただき、会場で説明・商談を実際にしていただく形で出展していたが、今年は日本からの渡航が出来ないため、商品サンプルや資料だけを送っていただき、事務所職員が説明を代行する形で出展した。ところが、開催間近に新規感染者が急増し、開催2日目までは試飲・試食も実施できたが、3日目からは完全に禁止になってしまった。このため、来場者に実際に「静岡の味」を体験していただく時間は短くなってしまったが、本県の商品に関心を持った食品バイヤーや日本食取扱業者には、今後も商品情報やサンプル提供等を行い、商談につなげたい。
なお、両展示会とも、入場者に対する機械による消毒やQRコードでの個人情報登録など、厳重な警戒態勢のもと行われた。先に終了した旅行博覧会は、開催後2週間経過しても、そのイベントの新規感染者は発表されていないので感染防御の面では成果が表れたと言える。
対面式でしか得られないことも多いので、今後も会場型のイベントが開催されれば、新型コロナ感染に注意しつつ積極的に出展をしていきたい。
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