中国駐在員報告
2019年5月 社会・時事
駐在員 : 土屋 岳久
4月28日、北京市延慶区において「北京国際園芸博覧会」(北京花博)の開幕式が行われ、習近平国家主席が本会の開幕を宣言した。
北京花博は4月29日から10月7日までの162日間開催され、110の国家及び国際組織、中国31の省区市及び120余りの企業が出展する大規模な博覧会であり、期間中の来場者は1,600万人が見込まれている。
私も4月30日に会場を訪れた。敷地内に入ると多くの色とりどりの花が目を引く。展示も各出展者が趣向を凝らし、鮮やかである。1日ではとても回り切れない規模と内容であった。
一方、会場が北京市中心部から遠く離れている事が危惧される。会場は、北京市中心部から北に約80q、万里の長城を越えた更に先に位置する。花博の開催に合わせ、北京市中心部から会場まで高速道路が整備されたが、所々で道路渋滞に遭遇した。車での移動は大変であった。
なお、北京市延慶区では、2022年の北京冬季オリンピックのアルペンスキーやボブスレー等の競技が行われる予定で、現在、オリンピック開催に向けて北京市中心部と延慶区を経由しオリンピックの会場の一つである河北省張家口市を結ぶ「京張高速鉄道」も建設中であり、開通すれば、気軽に行くことができるようになる。楽しみである。
北京花博、北京冬季五輪と世界規模の大会が開催される北京市延慶区が今後どのように開発されていくのか、注目していきたい。
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