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東南アジア駐在員報告2011年10月 経済 9月21日、インドネシアジャカルタ郊外に立地するインドネシア資本の金属部品製造企業 アサルタ・マンディリ・アグン社(PT. Asalta Mandiri Agung)の工場を視察する機会を得た。同社は、日系大手自動車、家電メーカー向けの金属部品を製造しており、その種類は200種類にも及ぶ。日本人アドバイザーにより、仕掛り品在庫が発生しないための「ジャストインタイム生産方式」、いわゆる「カンバン方式」が導入されている。日本語とインドネシア語で書かれたカンバンが各製造工程を行き来する様子を見ていると、日本国内の下請企業を視察しているような錯覚が起きた。品質や納期に厳しい日系大手メーカーに部品供給する実力を持つインドネシア地場企業は、今後現地展開を検討する日系部品製造企業にとっては強力な競争相手となるだろう。 |
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