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中国駐在員報告

2016年8月 社会・時事
駐在員 : 土屋岳久


仏教の思想に、捕らわれた生物を自然に放し功徳を積むという「放生(ほうじょう)」というものがある。日本国内では「放生会(ほうじょうえ)」と呼ばれる祭儀が全国の寺社で行われているが、中国では生活の中に「放生」の習慣が根強く残っている。
 
しかし最近、「放生」の目的で、本来そこに存在しない生物や、毒蛇などの危険な生物を放す事例が増えている。そのような「放生」が生態系を乱したり地元住民に迷惑をかけたりと大きな問題となっており、中国政府は2017年1月1日から新たに野生動物保護法を制定すると発表した。
 
新野生動物保護法では「いかなる組織と個人も野生動物を屋外環境に放す際、その場で生存可能な地元種を選ばなければならない。地元住民の正常な生活と生産を邪魔したり生態系を乱したりしてはならない」と規定されており、違反者には法的責任を追及するとされている。
 
「放生」は、放された生物がその環境で過ごすことができてこそ意味を成すということを理解しなければならないだろう。


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