韓国駐在員報告
2017年3月 社会・時事 駐在員 : 松村昭宏
韓国と日本をつなぐ航空路線で、韓国の格安航空会社(LCC)の輸送分担率が2016年に初めて40%を超えた。
韓国LCCのチェジュ航空は2017年2月、韓国空港公社と仁川国際空港公社の統計を基に韓日路線に就航する航空会社13社の2016年の輸送実績を分析した。それによると、チェジュ航空、ジンエアー、エアプサン、イースター航空、ティーウェイ航空、エアソウルの韓国LCC6社が2016年にそれぞれ同路線で輸送した旅客(乗継ぎ客は除外)は574万5,300人で、全体(1,419万5,900人)の40.5%を占めており、これは2015年の31.6%に比べ8.9%上昇したことになる。チェジュ航空はこれについて「韓国LCCの積極的な路線開設と増便によるもの」と説明している。
その一方、韓国の大韓航空とアシアナ航空の輸送分担率は2015年の52.7%から45.9%に低下しており、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)、ピーチ・アビエーションなど日本の航空会社の分担率も14.4%から12.8%に下落している。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|