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北米駐在員報告
1999年12月 経済 駐在員 : 若梅 真樹
クリスマス商戦も過去最大
米小売業協会の予測によると、今年11月〜12月の売上高は、前年同期比6.5%増の約1,850憶ドルと過去最大となりそうな勢いで、クリスマス商戦が順調なスタートを切った。
米小売業は、年間売上高の25%近くをクリスマス商戦で稼ぎ出すといわれており、今年の商戦についても、所得や雇用の伸び、株価や住宅価格の上昇による資産効果、インターネットの普及など販路の多様化などが消費拡大に弾みを付けているとみている。
人気商品は、大型テレビ、ゲーム機やポケモン関連商品など幅広く、売れ筋は分散。また、贈り物も好調で、米国人一人当たりの平均ギフト購入額は前年から4.3%増え849ドルに膨らむという。
反面、失業率が過去最低で推移するなか、販売員の確保が難しくなっており、小売業の間では売上げの好調さを業績拡大に生かせないとの懸念も高まっているという。
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