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中国駐在員報告

2010年11月 社会・時事
駐在員 : 野村芳一


    2008年12月から建設が進められていた上海市と浙江省杭州市を結ぶ高速鉄道が10月26日に開業した。試験運転で国内最速の時速416.6キロを記録した最新型の国産車両が最高時速350キロで営業運転し、全長202キロの両都市間を最短45分で運行する。
    運賃は、上海虹橋―杭州間が一等席131元(約1700円)、二等席82元、従来の動車組と呼ばれる新幹線列車と比較して倍近い価格となる。
    既に7月には、上海−南京(江蘇省)間の高速鉄道が開業しており、今回の開通で南京・上海・杭州が高速鉄道で結ばれ、これらの都市間の日帰り移動が可能となることから、長江デルタの一体発展が期待される。
    上海南駅を起点した従来の動車組(新幹線)も、全て虹橋駅からの運行に移行されるので、杭州を経由して浙江省、福建省、江西省、湖南省の各都市へ向かう動車組の列車は全て上海虹橋駅から運行されることになる。
    この移行で上海南駅から杭州方面の輸送力が落ちることから、上海南駅のすぐ隣にある上海長途汽車客運南站(バスターミナル)では上海―杭州間の高速バスの本数を増やして対応する。
    杭州側も、建設中の杭州東駅の完成が開業に間に合わないため、杭州駅からの運転となった。杭州東駅が完成するのは2012年頃とみられている。
    さらに今後の高速鉄道建設計画では、現在建設中の上海から香港に至る高速鉄道が2013年から2014年頃の開通を目指しており、開通時の最速列車は3時間半で香港と上海を結ぶ計画である。現在、19時間を要する運行時間が大幅に短縮されることになり、中国南北の2つの金融センターが高速鉄道で繋がることになる。


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