9月13日〜15日、マレーシア(クアラルンプール)において、”MATTA Fair Kuala Lumpur 2013”が開催され、日本パビリオンに「ふじのくに・静岡」として参加した。
タイ同様、6月に短期滞在ビザが免除されたマレーシアからの訪日旅行者数の増加が期待される中、日本政府観光局シンガポール事務所(JNTO)によれば、訪日旅行商品購入者に渡す景品引換え人数は、昨年同期比62%増となる2,477人と過去最高を記録し、訪日旅行人気の高さを示した。
また、「ムスリムツアー」と呼ばれるイスラム教徒を対象とした食物や礼拝等に配慮した訪日旅行商品を販売する旅行会社も増加した。日本パビリオン内にJNTOが設けた「ムスリムコーナー」にも相談者が数多く立ち寄り、人気となっていた。個別の地域としては、三重・和歌山ツアーが新たに販売され、両県が地道に継続してきた誘致活動の成果が現れていると感じた。
静岡ブースへの相談内容だが、少人数旅行(FIT)の具体的な目的地としての相談内容が増加し、旅行形態が団体旅行からFITへ移行しつつあることがわかった。また、博覧会期間中に面談した大韓航空マレーシア支社代表から、ソウル-静岡空港便の運行ダイヤが10月から変更となり、クアラルンプールからソウル経由での静岡空港着発便を利用した旅行商品の造成が容易になるとの朗報も聞くことができた。